Kotoba Technologiesが音声AIの未来を切り拓くため、シードラウンドで約17億円を調達

Kotoba Technologiesが約17億円を調達し音声AI事業の加速へ



Kotoba Technologies, Inc.(ここではKotoba社)は、最先端のリアルタイム音声生成AIを研究・開発している企業です。2025年6月30日、同社はシード2ラウンドにおいて、1,183万米ドル(約17億円)の資金調達を完了したことを発表しました。この調達により、既存の15万米ドルの資金に加えて、累計調達額は1,333万米ドル(約19億円)に達しました。

資金調達の背景と目的



Kotoba社は、「最先端のリアルタイム音声生成AIを開発し、世界に届ける」というミッションのもと、独自の視点から音声生成AIモデルの研究開発を進めています。米国の優れた学術機関でのAI研究の経験を持つ共同創業者たちが中心となり、世界有数の研究者やエンジニアが集結しています。この調達資金は、音声生成AIモデルの開発やプロダクト実装を担当する機械学習エンジニアの採用、ビジネス部門の整備に活用され、研究から事業化への移行を加速させる予定です。

同時通訳アプリの成功



Kotoba社がApp Storeで提供している「同時通訳 - リアルタイム音声翻訳の新境地」というアプリは、公開から3ヶ月でユーザーセッション数が50万回に近づくなど、多くの人々に利用されています。また、テレビ東京やAbema Primeなどでも、大変注目されている「世界最速」レベルのAI同時通訳として紹介されています。

今後は、音声からテキストへの同時通訳だけでなく、音声から音声への自然で流暢なリアルタイム翻訳機能もリリースする計画です。さらに、モバイルアプリだけでなくデスクトップでの利用にも対応した有料版サービスの準備を進めています。

APIの提供と新たな可能性



Kotoba社は、企業および一般開発者向けに高度な音声AI技術をAPIとして提供する準備も行っています。これにより、音声同時通訳に加えて、音声エージェントの基盤となる音声書き起こし(ASR)などのAPIを2025年7月末から提供する予定です。この新たなビジネスモデルがどのように発展するか、非常に楽しみです。

CBO就任と採用活動の強化



2025年7月より、Kotoba社はChief Business Officer(CBO)として下村勇介氏を迎え入れます。彼はAI事業のスケールにおいて豊富な経験を持ち、Kotoba社の研究開発を事業化するための感性と戦略をもたらすでしょう。また、音声AIモデルの開発やプロダクト化、事業化の加速のための採用活動を強化しており、機械学習エンジニアやフルスタックエンジニア、プロダクトマネージャー、事業開発営業など様々なポジションで人材を求めています。

投資家の期待と反響



Kotoba社への投資を決めた複数の投資家は、言語の壁を取り払う革新技術を開発する同社の未来に大きな期待を寄せています。これは日本からアジア、さらには世界へと足を踏み出すための重要な一歩となるでしょう。

Kotoba Technologiesの未来



Kotoba Technologiesは、AIの力を活用してリアルタイムでの音声翻訳を革新し、国境を越えたコミュニケーションを可能にすることを目指しています。私たちはその成長を見守り、技術革新の成果がどのように社会に大きな影響を与えるかを期待しています。今後も同社の取り組みに注目していきましょう。

会社情報

会社名
株式会社Kotoba Technologies Japan
住所
東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル6F
電話番号

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