有機葡萄を活用した新しいクラフトビールの誕生！YOKOHAMA Vineyard Ale

一つの地域が持つ魅力が、工夫を凝らした商品に生まれ変わることがある。特に、環境問題が叫ばれる中で、廃棄される食材を有効活用する動きが増えているが、これを実践するのが神奈川県横浜市に拠点を置く4社だ。今回彼らが共同で開発したクラフトビール「YOKOHAMA Vineyard Ale」は、その名の通り横浜で育まれた有機葡萄のワインパミスを使用した特別な一品だ。

商品の誕生背景

「YOKOHAMA Vineyard Ale」は、株式会社 Beer the Firstが運営するUTAGE BREWINGが主導し、株式会社髙島屋横浜店、株式会社トリプルアール、そして横濱ワイナリーとともにプロジェクトを進めてきた。特に特徴的なのは、横浜髙島屋のサステナブル活動「TSUNAGU ACTION」の一環として実施されている点だ。これは、食材廃棄の削減という課題に対する取り組みであり、地域の魅力を最大限に引き出すことを目指している。

クラフトビールの特徴

このビールは、セゾンスタイルとサワーエールスタイルの2種類があり、それぞれ「YOKOHAMA Vineyard Ale ブラン」と「YOKOHAMA Vineyard Ale ルージュ」と名付けられている。どちらも発泡酒で、原材料には麦芽、ホップ、そして主役であるぶどう粕が使用されている。これは、ワインを作る過程で残る果皮であり、通常は廃棄されがちな部分だ。しかし、これを有効活用することで、ただのビールではなく、深い味わいと特別なストーリーを持った商品に仕上げられている。

販売情報

「YOKOHAMA Vineyard Ale」は、10月23日から横浜髙島屋の地1階Foodies Port2 和洋酒売り場で瓶タイプが販売される。また、同日よりREVO BREWINGの店舗では生ビールとしても楽しむことができる。価格は各880円（税込）で、限定で約1200本が用意されている。サイズは330mlと、ちょっとした手土産にも最適だ。

結論

横浜に根ざした企業の連携によって生まれたこのクラフトビールは、単なる飲み物にとどまらず、サステナブルな活動の象徴とも言える。新たな地元名物として、多くの人々に親しまれることを目指す「YOKOHAMA Vineyard Ale」、ぜひその特別な味わいを体感してみてはいかがだろうか。地元の資源を活かしたこのビールは、飲むことで地域への愛着も深まるに違いない。