日本と台湾のスタートアップをつなぐ包括連携協定の成立
最近、日本の一般社団法人コワーキングスペース&コミュニティマネージャー協会(JCCO)と台湾のスタートアップ支援団体であるStartup Island TAIWANの間で、包括的な連携協定が締結されました。この協定の目的は、両団体の持つネットワークを活用し、日本と台湾のスタートアップエコシステムの相互接続を図ることです。
JCCOとは?
JCCOは2023年6月に設立された新しい団体で、コミュニティの価値を引き出し、コワーキングスペースの収益向上を目指しています。コミュニティマネージャーを対象にした能力向上講座を提供し、コワーキングスペースオーナーへの情報提供も行っています。これにより、日本全国のコワーキングスペース及びその運営者の支援に力を入れています。
Startup Island TAIWANについて
一方、Startup Island TAIWANは台湾の国家発展委員会(NDC)と官民共同で設立されたプロジェクトで、台湾全体のスタートアップブランドの構築を目的としています。「中と外から台湾を盛り上げる」をテーマに、台湾国内だけでなく国際的にもスタートアップの活動を支援し、台湾のイノベーションを世界に発信しています。
重要な第一歩
このたびの協定締結を受け、両団体の代表者から嬉しいコメントが寄せられました。Startup Island TAIWANのマネージングディレクターであるAmanda Liu氏は、日本市場への進出を考える台湾スタートアップにとってJCCOとの連携が心強いと述べ、この協定が日台のスタートアップ・エコシステムの交流をさらに深める一歩であると強調しました。
また、JCCOの代表理事である青木雄太氏も、国際情勢の変化の中で日台スタートアップの相互接続が新たな局面を迎えていると語り、コミュニティマネージャーの役割の重要性を指摘しました。彼は、この協定を通じて双方のコミュニティマネージャーが成長できる機会と環境を提供できることを期待しています。
協力内容
この協定の具体的な取り組みとしては、以下のような事項が挙げられています:
- - スタートアップ間の交流促進
- - 両者に役立つ情報の交換
- - コワーキングスペースやコミュニティマネージャーの相互交流の促進
- - その他の相互発展に寄与すること
今回の協定により、両国のスタートアップにとって新たなチャンスが生まれることが期待されており、日本と台湾の経済的・文化的な交流のさらなる発展が見込まれます。
終わりに
今後の進展が注目される中、JCCOとStartup Island TAIWANの手を組んだ新たな試みが、これからのスタートアップシーンにどのような変化をもたらすのか、多くの関係者が期待しています。これからの日本と台湾のさらなる連携が進むことを願ってやみません。