三菱化工機、バイオ燃料プロジェクト協力
2024-07-03 14:53:10

三菱化工機、船舶用バイオディーゼル燃料の長期利用に向けたプロジェクトに協力!脱炭素社会の実現へ貢献

三菱化工機、船舶用バイオディーゼル燃料の長期利用に向けたプロジェクトに協力!脱炭素社会の実現へ貢献



三菱化工機株式会社は、日本郵船株式会社およびシンガポールの非営利団体Global Centre for Maritime Decarbonisation(GCMD)が共同で実施する、船舶用バイオディーゼル燃料の長期利用に向けたプロジェクト「プロジェクトLOTUS」に協力することを発表しました。

本プロジェクトでは、現在最も舶用バイオディーゼル燃料として導入が進められている、使用済み食用油などを加工して作るバイオ燃料(FAME)と、従来より使用されている低硫黄重油(VLSFO)を混合したものを燃料として使用します。日本郵船が運航する自動車専用船にて6カ月間にわたって継続して使用することにより、バイオ燃料の長期・継続的な使用が、船舶における燃料供給システムの性能や動作にどのような影響が発生するのかを総合的に調査することを目的としています。

三菱化工機は、自動車専用船に搭載している船舶用油清浄機「三菱セルフジェクター」により、FAMEとVLSFOの混合燃料使用において不純物の除去が適正になされているか、エンジンへの影響や技術的なトラブルの有無、バイオ燃料の長期使用におけるメンテナンス手段の確認など、さまざまな面から本取り組みを支援します。長期間(6カ月以上)のバイオディーゼル燃料導入時における、油清浄機の信頼性向上とメンテナンス性の確認を実施してまいります。

三菱化工機は、これまでにも温室効果ガス(GHG)の排出を削減する有力な手段として注目されているバイオディーゼル燃料を使用したさまざまな陸上及び実船試験に協力し、油清浄機の適切な取り扱い方法を確立に協力してまいりました。今後も船舶用油清浄機で長年培った技術と経験を活かし、本プロジェクトで取りまとめられる長期運航によるバイオ燃料の安全利用に関するガイドラインの策定を通じて、船舶の安全運航と脱炭素社会の両立に貢献してまいります。

プロジェクトLOTUSについて



プロジェクトLOTUSは、「Long-term impact of continuous use of biofuels on vessel operations」の略称で、運航船舶での長期的なバイオ燃料の使用による影響調査を目的としたプロジェクトです。本プロジェクトは、バイオ燃料の長期的な使用における技術的な課題や経済的な課題を明らかにし、バイオ燃料の普及促進に貢献することを目指しています。

三菱化工機の取り組み



三菱化工機は、本プロジェクトにおいて、油清浄機「三菱セルフジェクター」を用いて、以下の項目について調査を実施します。

FAMEとVLSFOの混合燃料使用における不純物の除去の適正性
エンジンへの影響や技術的なトラブルの有無
* バイオ燃料の長期使用におけるメンテナンス手段の確認

三菱化工機は、これらの調査を通じて、バイオ燃料の安全利用に関するガイドラインの策定に貢献し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを推進していきます。


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