化粧品研究専門誌「Cosmetic Science」第4号がついに発刊！毛髪保護の最新技術を特集

化粧品研究専門誌「Cosmetic Science」第4号のご紹介

株式会社ソフィアリンクスが発行する化粧品研究の専門誌「Cosmetic Science」が、12月15日に第4号を発刊しました。この号では、特集テーマとして「毛髪保護の科学」を設定し、最新の研究成果を紹介しています。化粧品業界の専門家たちがあらゆる角度から毛髪保護に関する知見を提供する本号は、業界関係者はもちろん、美容に興味がある方にも必見の内容です。

特集内容

本号の特集では、毛髪保護に関する様々な研究論文が掲載されています。具体的には以下のような論文が含まれています：

1. くせ毛のうねり緩和技術
株式会社ミルボン中央研究所の上門潤一郎氏による研究。

2. 毛髪ダメージの考え方からケア技術への実践と応用
タカラベルモント株式会社の吉田直史氏と平山貴寛氏の共同研究。

3. 毛髪内部構造の評価手法と修復技術の開発
株式会社アリミノの富樫孝幸氏が執筆。

4. うねり改善成分の評価と製剤化応用
新菜摘氏と神戸大学大学院の辻野義雄・堀田弘樹両氏の共同研究。

5. トリメチルグリシンの洗浄系における毛髪保護効果
IFFの樫村猛伯氏をはじめとする研究者たちによる研究。

6. アルギン酸オリゴ糖ナトリウム複合体によるヘアケアへの応用
山栄化学株式会社の古澤利光氏や吉村聡子氏、天笠萌実氏が貢献。

7. PPT誘導体によるうねり抑制のためのアプローチ
株式会社成和化成の有田ちひろ氏が執筆。

8. ヘアケア製品におけるシリコーン
ダウ・東レ株式会社の宮野淳氏と戸田能乃氏が提供。

9. 美しい毛髪を保つためのヘアケア原料の新しいアプローチ
日油株式会社の研究者たちが新たな視点を提供。

10. トリートメント製剤の処方設計と、機能性成分について
日本精化株式会社の研究者たちが登場。

11. 毛髪の加齢変化を改善する、持続型ヘアケア技術
神戸大学の辻野義雄氏がまとめます。

産学連携の成功例

また、特集の中では花王と大分大学の共同研究が紹介されており、「医療との連携でアトピー寛解とセラミド組成との関連を発見」という新たな成果が報告されています。このような産学の協力は、今後の化粧品研究においても重要な役割を果たします。

インタビューと連載企画

本号には、資生堂のIFSCC2024受賞記念インタビューや、PROYA COSMETICSの特別インタビューも掲載されています。さらに連載企画として、グローバルな美容トレンドを紹介する「GLOBAL BEAUTY INSIGHT」や、日本の化粧品産業の動向に迫る「クローズアップ Cosme industry」などが含まれています。

次号予告と購読案内

今後の号では、2月15日に発刊される第2月号において「サンスクリーン剤の新技術と素材開発」をテーマとする特集を予定しています。興味のある方は、ぜひ購読のお申し込みを公式サイト（https://cosmetic-science.net/）から行ってください。

読者の皆様からのご関心とご支持が、化粧品研究の未来を築く力となります。皆様のご愛顧をお願い申し上げます。