成蹊大学が講演会を開催
成蹊大学(東京都武蔵野市)が、2024年4月20日(土)に「先端技術を活用した海辺の安全管理」というテーマで講演会を行うことが決まりました。このイベントは、成蹊大学Society 5.0研究所が主催し、先端技術が海水浴場における安全管理にどのように寄与しているかを考える貴重な機会となります。
海水浴場での救助活動の実態
日本の海水浴場では、年間約2,000~3,000件の救助が行われ、その半数は離岸流が原因です。離岸流は視覚的に認知しにくいため、事故が発生しやすく、特に観光客にとって危険な存在です。この問題に対処するため、研究者たちは最新技術の導入に取り組んでいます。
講演会の内容
講演会では、AIを用いて海面の撮影画像をリアルタイムで分析するシステムについて紹介されます。このシステムは、時間や空間の変化に応じてエリア内の離岸流を高精度で検知し、その情報を利用者やライフセーバーへ通知することが可能です。
また、ドローンを使ったパトロールや、ライフセーバーの活動記録の電子化など、技術の進化がもたらす事故防止や早期救助の取り組みも紹介されます。これらの技術がどのように実装されるのか、具体的な事例を通じて理解を深める機会が提供されるでしょう。
開催概要
- - 日時:2024年4月20日(土)13:00~14:30(開場:12:30)
- - 場所:成蹊大学6号館401教室
- - 定員:300名(当日先着順、事前申し込み不要)
出演者と参加資格
講演会の司会は、中央大学研究開発機構の石川仁憲教授が務めます。また、成蹊大学法学部の佐藤義明教授が講演を行います。参加資格は不問で、どなたでも気軽に参加できます。
最新の技術と、その実用性について学ぶ貴重なこの機会をお見逃しなく。
Society 5.0 とは
「Society 5.0」とは、サイバー空間とフィジカル空間を高次に融合させ、新たな社会を形成する概念です。これにより、経済の発展と社会的課題の解決を両立させ、人々の幸福を追求することを目指しています。
終わりに
成蹊大学のSociety 5.0研究所は、さまざまな研究や実践的活動を通じて、社会の未来に貢献しています。今回の講演会はその一環であり、未来の安全な海辺を形成するための重要なステップとなるでしょう。参加を希望される方は、ぜひ公式サイトで詳細を確認してください。