株式会社淺沼組が新たな発表会『技術フォーラム』を開始
2025年11月7日、株式会社淺沼組は新しい発表イベント『技術フォーラム』を大阪で開催しました。このフォーラムは、長年続いてきた「技術発表会」と「作業所生産性向上策発表会」を統合したもので、技術力の向上と業務の改善を目指しています。
新たな取り組み『技術フォーラム』の意義
従来の技術発表会は2007年から行われており、技術的な工夫を社内で共有する場として機能してきました。一方、2019年からは協力会社とともに作業現場の生産性を高めるための「作業所生産性向上策発表会」も開催されていましたが、二つの発表会を統合することで、技術や業務改善に対する視点をより広く持つことが可能になりました。これにより、社員のみならず、協力会社からの声も反映させ、生産性の向上と品質の確保を狙う新たな試みが生まれました。
フォーラムの二部構成と最新の取り組み
『技術フォーラム』は2つの部構成になっており、計14編の発表が行われました。第一部では技術レポートが発表され、現場や設計、施工に関連する課題解決や新技術の提案が行われました。具体的には、クレーン走路の施工や、BIM技術を使用した地盤改良についてのレポートが好評を博しました。第二部では、日常業務に基づいた省力化や効率化などの創意工夫が共有され、特にデジタル技術を活用した業務効率化の取り組みが注目を集めました。
プレゼン審査制度の導入
新たにプレゼン審査制度が設けられ、厳正な審査により優秀な発表には「審査員特別賞」が贈られることとなりました。この制度は、発表者のスキル向上と全社的な情報共有活性化を図るためのものであり、観客からの関心も高まりました。
審査基準は以下の3項目が設定され、審査が行われました。
- - ビジュアライゼーション:プレゼン資料や図表の見やすさ
- - 発表内容と方法:声の大きさ、速さ、発表順序、明確さ
- - 発表時間と質疑応答:質問への的確さ、時間遵守
開会挨拶での社長の言葉
開会の挨拶では、社長の浅沼誠氏が、『技術フォーラム』が新たな形での発表会であることを述べ、統合によるメリットについて語りました。また、イベントの同時開催として、東京と大阪の両拠点でのリモート接続も行い、全国の社員がリアルタイムで参加可能な環境を整えていることも強調されました。
浅沼社長は、日々の業務の中での挑戦と創意工夫が、同社の技術力を高めるきっかけになることを期待しており、今回のフォーラムが新しい視点を得る機会となるよう願っています。
今後の展望と継続的な取り組み
この『技術フォーラム』を通じて、淺沼組は引き続き技術革新と業務の改善を進めていく意向です。特にデジタル技術を活かした取り組みが多く見受けられ、DXの推進が期待されています。また、さらなる技術発展による企業の成長を加速させる方針も示されました。
概要
- - 日時:2025年11月7日 13:10~17:00
- - 会場:淺沼組大阪本社/淺沼組東京本店
- - 参加人数:約270名(配信視聴者含む)
- - プレゼンタイトル数:14編
株式会社淺沼組について
1904年に設立された株式会社淺沼組は、130年以上にわたる歴史を持つ総合建設会社です。顧客に寄り添い、誠実にモノづくりを行うことを長年のスローガンとし、未来に向けた技術力向上を追求しています。公式サイトやSNSを通じて最新情報を発信し続けています。