「どこでも万博」始動 - 子どもたちの冒険する権利を実現
新たなプロジェクトとして「スペシャルキッズ未来構想チャレンジコンソーシアム」が発足し、多くの事業者が参画しています。特に、旅行会社であるとことこあーす株式会社の代表である戸田愛さんが「どこでも万博」の総合プロデューサーに就任したことは、大きな話題となっています。このプロジェクトは、特に支援が必要な子どもたちを対象に、リモート技術を駆使して万博会場での体験を提供するものです。
「どこでも万博」とは
このプロジェクトの目玉は、病院や自宅療養中のこどもたちが、万博会場をリアルタイムで体感できるところにあります。今まで参加できなかった子どもたちにも、新たな学びや交流の場を提供することで、未来社会に向けた新しい体験をともにつくっていくのです。また、万博が開催される2025年に向けて、この技術やノウハウは幅広く活用される予定です。これにより、スペシャルキッズたちが新たな可能性を広げていける基盤が築かれるでしょう。
目指すは子どもたちの「冒険する権利」
戸田さんは提唱する中で、すべてのこどもたちが冒険する権利を持つべきだと強調しています。これまで同社では、世界中の多くの子どもたちに交流プログラムを提供し、彼らが新しい出会いを楽しむ機会を 作ってきました。戸田さんは、異なる文化や背景を持つ子どもたちの関わりが、どれほどの豊かな経験に結びつくのかを実感しています。嬉々として新しい友達を作る子どもたちの姿は、このプロジェクトの精神を体現しています。
戸田愛の思い
自身の息子がスペシャルキッズとして生まれた経験から、戸田さんは一度は多くのことを諦めたと語りますが、家族での世界一周の旅を通じて、子どもたちが自由に新しい挑戦をし、友達をつくる環境がどんなに大切かを実感しました。「技術によって支えられるこのプロジェクトは、特に病気や障がいのために新しい経験が難しい子どもたちに光をもたらします」と戸田さんは語ります。この「どこでも万博」が、ただのイベントではなく、未来に向けた重要なステップであることを強調しています。
コンソーシアムの目的と活動
本コンソーシアムは、参画企業が協力して企画・運営を行い、スペシャルキッズたちに向けたテクノロジーを使用した体験を提供することを目指しています。小児脳神経内科医の岡崎伸博士が発起人であり、さまざまな企業や団体の協力によって実現が進んでいます。
素晴らしい未来への第一歩
「どこでも万博」は、すべての子どもたちに新たな冒険の機会を与える素晴らしい取り組みであり、未来へ向けた可能性を開くフォーラムになることでしょう。戸田さんが語るように、万博を通じた新しい出会いが、子どもたちやその家族にとっての希望となり、より良い社会を築く一助となることを願っています。
詳細は、公式ウェブサイト
どこでも万博プロジェクトをご覧ください。