NAS遠隔設定で効率化
2024-08-29 18:39:04

リモート管理サービス「キキNavi」がNAS設定を一新、管理負担を軽減

バッファローが展開するリモート管理サービス「キキNavi」が、企業向けNAS(ネットワークアタッチトストレージ)の管理方法を大きく変えます。2024年9月下旬から利用可能となるこの新機能により、企業は遠隔地にあるNASの設定をリモートで変更できるようになります。この機能は特に中小企業において置かれているIT人材の不足や労働環境の改善に寄与することが期待されています。

近年、中小企業の多くはIT管理において大きな課題を抱えています。残業時間の制限や働き方改革が進む中、ITサービスを効果的に運用するための人手が不足していることが実情です。バッファローの調査によれば、多くの中小SIerはネットワーク機器の保守・管理にリモート管理サービスを活用できていないとのこと。その結果、業務負担が増し、特に現地対応のために多くの時間を浪費していることが明らかになっています。

「キキNavi」のリモート設定機能は、このような課題に対する明確な解決策として登場します。ユーザーはインターネットを介して簡単にWeb設定画面にアクセスし、さまざまな管理業務をリモートで実行可能です。具体的には、ユーザーの追加やアクセス権限の変更、共有フォルダー設定、バックアップ設定の変更など、従来は現地訪問が必要だった作業が、自宅やオフィスからアクセスして簡単に行えるようになります。

この新機能により、NASへの現地訪問が不要となるため、管理者は業務の効率化を実現できます。また、キキNaviでは、各担当者に適切な権限を設定できるため、チームでの効率的な機器管理が可能です。これにより、複数の管理者が協力してスムーズに対応を行える仕組みが整えられています。

対象機種には、TS5020シリーズやTS5010シリーズ、TS3030シリーズ、TS3020シリーズが含まれ、今後もTS7010シリーズやTS6000シリーズが対応予定です。これにより、幅広いユーザーのニーズに応えることが可能となります。

さらに、リモート管理サービス「キキNavi」は、NASだけではなく法人ルーターやアクセスポイント、スマートスイッチにも適用でき、様々なネットワーク機器を一元管理できます。特別なネットワーク設定は不要で、HTTPS通信さえあればすぐに使用開始できます。管理者は、遠隔での機器の監視やメンテナンス、再起動やファームウェアのアップデートも行え、IT管理者の負担が大幅に軽減されることで、業務に専念できる環境が整います。

このように、バッファローが提供する「キキNavi」によるリモート設定機能の導入は、企業のIT管理を効率化するだけでなく、労働環境の改善にも寄与する重要なステップです。今後の普及に期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
株式会社バッファロー
住所
愛知県名古屋市中区大須三丁目30番20号赤門通ビル
電話番号
052-249-6610

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