鎌倉で体験する認知症の世界への旅
2026年のゴールデンウィーク期間中に、神奈川県鎌倉市で開催される「認知症世界を歩いてみたら。展」は、認知症の方がどのように世界を見ているのかを体験できる独自の展示会です。この展覧会は、日本で初めて認知症の感覚を宗旨とした体験型の展示として、視点を変える重要な機会となるでしょう。
この展覧会は、認知症の理解と受け入れを促進することを目指して活動するNPO法人issue+designと、ボーダレスファウンデーションの共同企画によって実現しました。開催地の鎌倉を起点に、全国各地を巡るこのイベントは、多くの方々に新たな視点を提供することでしょう。
参加者は旅人に
「認知症世界を歩いてみたら。展」では、来場者は認知症の世界を旅する“旅人”として展覧会に参加します。会場に足を踏み入れると、記憶や時間、空間の感覚が徐々に揺らぎ始め、普段とは異なる不思議な体験が待っています。以下のような経験を通じて、認知症の方が日々直面している現実を実感することができます。
- - 先ほどまで覚えていたことが曖昧に。
- - 行きたい場所に向かう途中で迷う。
- - 視覚や距離の感覚が崩れる。
- - 簡単な選択ができなくなる。
- - 親しんだ言葉が理解できなくなる。
- - 必要な情報に集中できない。
- - 現在と過去の記憶が交錯する。
これらの体験は、認知症のある人々が日常的に感じていることを体験者自身も体感することができ、彼らの視点を理解する手助けとなるでしょう。
認知症観を変えるきっかけに
認知症は多くの人にとって身近なテーマとなっています。とはいえ、「どう関わるべきかわからない」や「関わるのが怖い」といった先入観が、当事者と社会の間に見えない壁を築いていることも事実です。この展覧会は、こうした壁を取り除くきっかけとなることでしょう。
本展は、累計20万部以上を売り上げた書籍『認知症世界の歩き方』に基づいており、約100名の当事者の声を取り入れた体験型展示です。この書籍をもとに、認知症の方々の気持ちと困難を、旅行記やスケッチとして表現しています。
更には、この取り組みは映画化プロジェクトにも展開しており、2027年春に映画として公開される予定です。映画化に際し、さらに多くの人々に認知症の理解が広がることが期待されます。
展示会の詳細
この展覧会は、以下のように日程を組んで開催されます:
- - 開催日:2026年5月1日(金)15:00〜20:00
- - 5月2日(土)~6日(水)10:00〜19:00
- - 5月7日(木)10:00〜15:00
- - 会場:鎌倉芸術館 ギャラリー1(神奈川県鎌倉市大船6丁目1-2)
- - 参加費:無料(事前予約でステッカーをプレゼント)
さらに、初日には「認知症世界の歩き方について」と題した講演会も予定されており、予約が必要です。このような機会を通じて、認知症の方々が幸せに生きるための社会づくりへの参加を促進する狙いがあります。
主催・共催
- - 主催:NPO法人issue+design/NPO法人ボーダレスファウンデーション
- - 共催:鎌倉市
- - 後援:神奈川県
- - 助成:日本財団
おすすめの方
この展示会は、家族や友人に認知症の方がいる方、医療や福祉に関わる方など、幅広い層にお勧めです。認知症のことをもっと理解したいと思う方にとって、非常に有意義な経験となることでしょう。
詳細な情報や予約は、
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