高岡伝産が贈る冥土のみやげ専門店、スーベニ屋
富山県高岡市は400年以上の歴史を持つ鋳物の町として知られています。その高岡市にある『高岡伝統産業青年会』が、伝統的な工芸品を提案する新たな挑戦として、冬に東京ビッグサイトで行われる『インターナショナルギフトショー』に出展します。この出展は、仏具の町としての高岡の特色を生かした『冥土のみやげ専門店 スーベニ屋』の初お披露目です。
高岡伝産とは?
高岡伝産は、地元の若手職人たちによる団体で、伝統工芸の技術を現代に継承し、発展させる活動をしています。『スーベニ屋』という店名も、ただの工芸品を超えた存在感を持たせるために、新たに付けられました。「あの世までも持って行ってください」という思いを込めた商品が揃い、“一生モノ”を超えるようなアイテムが展示されます。
エッジの効いた展示と商品の数々
これまでに代官山TSUTAYAや新宿ビームスジャパンでも展示を行ってきた高岡伝産ですが、今回は日本最大級のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市に出展し、全国から集まるバイヤーやデザイナーたちに向けて、ハンドメイドの工芸品の魅力をアピールします。
特に注目したいのは、技術力の高さが際立つ銀製の具足セットや、高価なシルバー製の香炉です。ただの仏具を超えたこれらの作品は、現代のライフスタイルに寄り添ったスタイリッシュなデザインが印象的です。
職人たちの情熱と技術
高岡の仏具は、金属の鋳造から始まり、表面を滑らかにする研磨、色を付ける着色、さらには彫金まで、専門技術が各職人によって引き継がれています。様々な技術が集約された一つの商品は、まるで高級ジュエリーのように仕上がっています。また、近年ではこれらの技術を基にした新たなプロダクトやアート作品も評価されています。
楽しみは細部に宿る
展示ブースでは、職人たちの遊び心や茶目っ気を感じることもできます。冷蔵庫型の什器など、ユニークな改造が施されたアイテムもあり、訪れた際にはしっかりと探してみると面白い発見があるかもしれません。来場者には、数量限定のバッグやポストカードなどのノベルティも用意されています。
高岡伝統工芸の未来
現在、伝統を守りながら新しい挑戦を続ける高岡伝産は、約40名の若手職人たちによるチームです。彼らのスローガンである「ガラは悪いが、腕はいい」という言葉には、職人としてのプライドと自信が詰まっています。今後の高岡伝統工芸の未来がますます楽しみです。
イベント情報
- - 会期:2019年9月3〜6日
- - 場所:東京ビッグサイト青海展示棟Aホール
- - ブース番号:T01-05
高岡の伝統工芸の進化を見逃さないようにしましょう!