パレクセルと京都薬科大学が人材育成プログラムを発表し医薬品業界を支援

医薬品業界を支える人材育成プログラム



2015年11月11日、ボストン、東京、京都の三都市で、パレクセル・インターナショナルと京都薬科大学が新たな共同教育プログラムを発表しました。このプログラムは、医薬品業界を目指す学生を対象にしたもので、臨床研究や臨床試験のマネージメントに関する7週間のカリキュラムが用意されています。

背景と目的



近年、国内外での医薬品開発が急速に進展している中、日本企業が臨床研究や試験を行う機会が増えています。そのため、本プログラムは、医薬品業界が抱える人材不足や専門知識のニーズに応えることを目指しています。

プログラムの中心的な役割を果たすのは、パレクセルが誇る薬事規制と臨床研究・試験に関する豊富な専門知識です。さらに、京都薬科大学が培ってきた「ファーマシスト・サイエンティスト」としての高度な能力を有する薬剤師の育成と融合させることで、学生に実践的な知識を提供します。

プログラムの詳細



全ての授業は、パレクセル・アカデミーから派遣された外国人講師によって英語で行われ、国際的な基準に基づいた内容となっています。この共同プログラムは、2016年度から京都薬科大学で本格的にスタートし、その後毎年実施される予定です。

パレクセル・インターナショナルの代表取締役、中森省吾氏は「日本の大学では、臨床研究や試験マネージメントに関する実践的な知識が不足している」と述べ、このプログラムが医薬品開発の現場で求められる知識とスキルを学生に提供する重要な機会となると期待を示しました。

京都薬科大学の使命



同大学の乾賢一学長は、京都薬科大学が6年間の一貫した教育プログラムを通じて、優れた薬剤師を育成することを目指していると語ります。グローバル化に対応するため、同大学では卒業論文の発表時に英語を使用する取り組みを2012年度から実施しています。パレクセルとの提携によって、製薬業界や医療機関、薬事業界でのキャリアを目指す学生にとって、さらなる競争力を持たせることが期待されています。

パレクセルの歴史と展望



パレクセルは1995年から日本での事業を開始し、東京や神戸、大阪に1,000人以上の従業員を擁しています。医薬品企業に対して、臨床研究サービスやコンサルティングを提供しており、グローバルに展開するリーディングカンパニーとして評価されています。

さらに、パレクセル・アカデミーは国際的な人材向けに臨床研究マネージメントに関する教育プログラムを10年以上にわたり提供しており、約1,000人の卒業生を輩出しています。今後もより多くの人材を育成し、医薬品業界の発展に寄与していくことが期待されています。

結論



パレクセル・インターナショナルと京都薬科大学の新しい共同教育プログラムは、日本の医薬品業界における人材育成の新たな一歩となります。学生たちは実践的な技術を学び、将来のキャリアに活かすことができる貴重な機会を得ることになります。これにより、日本の医薬品開発がさらに推進されることを期待しています。

会社情報

会社名
パレクセル・インターナショナル株式会社
住所
東京都中央区新川1-17-21茅場町ファーストビル6F
電話番号
03-3537-5899

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