大阪・関西万博に出展決定!BIOTECHWORKS-H2の挑戦を探る
2025年に開催される「大阪・関西万博」に、廃棄物管理とエネルギー革命を目指す株式会社BIOTECHWORKS-H2が出展します。東京とシリコンバレーを拠点に活動する同社は、「大阪ヘルスケアパビリオン」にて、持続可能な社会に向けた革新的な取り組みを紹介する予定です。出展は2025年7月1日から7月6日までの一週間にわたります。
今回の出展にあたって、吉村洋文大阪府知事からのメッセージが発表され、出展証も交付されました。また、万博出展企業向けの展示企画発表会にも参加し、実証用デモプラントの模型を披露しています。
クリーンな未来を実現する「ごみZEROプロジェクト」
BIOTECHWORKS-H2は「ごみZEROプロジェクト」として、有機廃棄物をクリーンな水素エネルギーに変換するシステムを提案しています。廃棄物から水素を生成し、その水素を再エネルギーとして活用し、カーボンニュートラルな社会の実現を目指しています。万博では3Dプリンターを使用した1/50スケールのプラント模型を展示し、大阪の未来の姿を来場者に体験してもらう予定です。
このプロジェクトは、大阪産業局との連携により進行中で、デモプラントの建設が計画されています。建設は2025年にスタートし、2026年から運営を開始する予定です。このプラントでは、有機廃棄物を燃やすことなくガス化し、水素を生成する技術が用いられます。その結果として、従来の手法ではリサイクルが難しい廃棄物を有効利用できる可能性が高まります。
実証実験での成果と未来展望
BIOTECHWORKS-H2は、米国法人と連携し、廃棄物の約99%を再生可能エネルギーに変換する技術を実証済みです。繊維製品や食品廃棄物からは、それぞれ6〜13%、7〜10%の水素化が実現されています。また、生成された水素は燃料電池や水素コージェネレーションシステムでの発電に利用され、CFCO2は炭酸飲料用として産業に供給される見込みです。
今後の展望としては、2025年に日本とマレーシアでプラントを建設し、2030年までに「すべてのゴミが資源になる」社会を実現する目標を掲げています。
企業理念と取り組み
BIOTECHWORKS-H2のCEOである西川明秀氏は、アパレル事業の経験も活かし、サーキュラーエコノミーの構築を目指しています。企業や個人が共に協力し、地球環境の課題解決に取り組むプロジェクトとして高い期待を寄せられています。実際に、同社の技術は様々な分野での活用が可能であり、持続可能な未来を実現する鍵を握っています。
このように、BIOTECHWORKS-H2は大阪・関西万博において、革新的な技術を披露し、持続可能な未来へ向けた一歩を踏み出しています。皆さんも万博でこの挑戦を目撃し、未来の可能性を感じてみてはいかがでしょうか。