ドローンの新時代
2025-11-05 16:24:57

テラドローン、ユニフライの実証成果が示すドローン新時代の幕開け

テラドローンが描くドローンの未来



テラドローン株式会社(以下、テラドローン)は、最近子会社であるユニフライが行った実証実験に関する重要な成果を発表しました。この実験は、「Spatioプロジェクト」と名付けられ、飛行計画段階での衝突回避や運航中の安全な飛行間隔の維持に関する新たな技術が試されるもので、ルーマニアでのオープンデーイベントにおいてその結果が発表されました。

1. Spatioプロジェクトの概要



Spatioプロジェクトは、欧州の複数の企業と研究機関が協力して進めている国際共同プロジェクトです。目的は、実際の飛行環境で運航データを共有し、ドローンによる安全で効率的な空域利用を実現するための技術的検証です。ユニフライは、このプロジェクトを通じて、ドローンの安全な運航を確保するための新たな運航管理技術を実証しました。今後、これらの成果が欧州各国の制度設計や運用ルールに反映されることが期待されています。

2. ユニフライの役割と寄与



ユニフライは、ベルギーを拠点とするドローン運航管理システムの主要プロバイダーであり、テラドローンとの戦略的提携によりさらにその影響力を高めています。テラドローンは2016年にユニフライと提携し、以降、様々な分野でのドローンの運航管理技術の発展に貢献してきました。

2023年にはユニフライの51%の株式を取得し、完全子会社化。これにより、テラドローンは国際的なドローン運航管理のリーダーとしての位置を確立しました。ユニフライは、8カ国での導入実績を持ち、ドローン業界における先駆者となっています。

3. テラドローンの挑戦と成果



テラドローンは、「Unlock “X” Dimensions」というビジョンのもと、ドローン技術の開発に取り組んでいます。同社は測量、点検、農業、運航管理といった多様な分野で、これまでに3000件以上のプロジェクトを完了させており、国際的にも高い評価を得ています。ドローンサービス企業として、2019年以降、Drone Industry Insightsによるランキングで常にトップ2に位置付けられており、2024年には世界で1位を獲得する見込みです。

また、テラドローンは日本スタートアップ大賞2025において、「国土交通大臣賞」を受賞し、その活動が社会課題解決に寄与していることが示されています。これにより、同社は今後もドローン技術の発展と普及を目指し、社会に対して大きな影響を与える存在として成長し続けるでしょう。

4. 未来に向けた展望



テラドローンは、ドローンや空飛ぶクルマに関する技術革新を追求し、国際的な低空域経済圏のプラットフォーマーとしての役割を果たすことを目指しています。安全かつ効率的な運航を実現するための運航管理システムの開発に力を入れ、今後も様々な産業に貢献していくでしょう。

新たなドローン技術の展開は、さまざまな産業への影響を及ぼし、今後の社会において欠かせない要素となっていくと考えられています。テラドローンの今後の動向から目が離せません。

詳細については公式サイトをご覧ください。 Terra Drone株式会社


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会社情報

会社名
Terra Drone株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷2丁目12-19 東建インターナショナルビル
電話番号
03-6419-7193

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