再エネマンション
2021-08-17 11:00:07

中央電力が挑む再生可能エネルギーの新プロジェクト、全戸に優しい電力供給へ

中央電力の再生可能エネルギーによる新プロジェクト



中央電力が始めた『RE100対応・再エネマンションプロジェクト』は、約800棟、8万世帯のマンションを対象に、全戸の電力を再生可能エネルギーに切り替える試みです。このプロジェクトは、特に首都圏のマンション管理組合を対象にしており、まずは10月末を目標に参画マンションを決定します。

プロジェクトの背景と目的



2004年に国内初の「マンション一括受電サービス」を実施した中央電力は、現在までに関東・関西圏で約2,200棟、17万5千世帯へ電力を提供してきました。今回のプロジェクトは、政府が2030年までに温室効果ガスを46%削減するという目標に沿ったものであり、家庭部門におけるCO2排出量削減が期待されています。

中央電力が提供するマンション一括受電サービスでは、全ての住戸が一括契約を行うことでコスト削減が可能となり、環境負荷の少ない電力の調達が実現します。具体的には、再生可能エネルギーを中心にした電力をトラッキング付FIT非化石証書と組み合わせることで、実質的に持続可能なエネルギー利用が認められる仕組みです。

環境への貢献と消費者へのメリット



このプロジェクトに参加することで、マンション管理組合は「再エネ電力を選択している」として付加価値を提供でき、環境に配慮する消費者にとっても「環境に優しい住まい」を選ぶ選択肢が広がります。中央電力はこれにより、持続可能な社会の実現に向けた一歩を踏み出すことを目指すとしています。

今後の展望



今後、中央電力はこのプロジェクトを展開することで、家庭部門におけるCO2削減の実効性を検証します。また、さらなる多くのマンション管理組合に再エネ電力の導入を働きかけていく方針です。2050年に向けたカーボンニュートラルの実現に向け、持続可能性を重視した社会基盤を構築することで、より安心・安全な生活基盤の提供に貢献していく考えです。

企業情報


  • - 会社名: 中央電力株式会社
  • - 本社所在地: 東京都港区赤坂
  • - Webサイト: 中央電力

このように、再生可能エネルギーを利用した新しい取り組みは、個々の家庭だけでなく、地域全体の未来に大きな影響を与える可能性があります。マンション一棟単位での電力管理が実現すれば、エネルギー利用の効率化と環境意識の向上に繋がります。今後の展開にも期待が寄せられます。

会社情報

会社名
レジル株式会社
住所
東京都千代田区丸の内一丁目8−1丸の内トラストタワーN館14階
電話番号
03-6846-0900

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