教育支援ツール登場
2024-08-02 10:28:33

GMOメディアが新たな教育支援ツール『コエテコStudy byGMO』を発表

GMOメディアが発表した次世代教育支援ツール



GMOメディア株式会社が、生成AIを活用した新たな小テスト作成ツール『コエテコStudy byGMO』の提供を2025年4月に開始することを発表しました。このツールは、特に高等学校の授業において、生徒たちの学習理解度をチェックするための便利なアイテムとして位置づけられています。

開発の背景と目的



近年、教育のDX(デジタルトランスフォーメーション)が急速に進展する中で、教員や生徒にとって学習環境の改善が非常に重要視されています。GMOメディアはこれに応える形で、2023年から無償で「ITパスポート過去問題集講座」を提供し、高校の情報I教育の支援を行ってきました。しかし、従来の問題集では内容が不十分で、特に小テストの作成や採点業務に多くの負担がかかっていることが課題となっていました。そこで、教員の皆さんの業務効率化を図り、生徒の学習をより効果的に支援するために『コエテコStudy byGMO』が開発されました。

ツールの機能と特徴



『コエテコStudy byGMO』の最大の魅力は、生成AIが教科書に基づいて3,000問以上の問題を自動で生成する点です。教員は、教科書の目次やページから簡単に問題を選択し、小テストを作成できます。この過程は非常にシンプルで、特別なITスキルがなくても簡単に行うことが可能です。また、生徒はCBT(Computer Based Testing)形式で問題を解き、リアルタイムで結果を確認することができるため、フィードバックが迅速に得られ、理解を深める手助けになります。

さらに、採点は自動化されているため、教員はすべての回答をチェックする必要がありません。これにより、採点にかかる時間を大幅に短縮し、他の業務に集中する余裕が生まれます。また、各問題についての分かりやすい解説も提供されており、生徒は自己学習を進める上で非常に有益です。成績管理機能も備えており、生徒やクラス別に成績を蓄積し、過去の結果を簡単に振り返ることができます。

実証実験の実施



GMOメディアは、全国の高等学校を対象に2024年8月から実証実験の参加校を募集します。この実証実験では、実教出版株式会社との提携により、2024年度用教科書「最新情報I」に基づいた内容が反映され、実際の教育現場での効果を確認します。参加校にはシステム導入のサポートが提供され、その後のフィードバックを基にさらなる機能改善が図られます。実証実験は、全国の全高等学校に無償で実施されるため、教育機関にとっても大きなメリットとなります。

まとめ



GMOメディアの『コエテコStudy byGMO』は、教育の現場における新たな可能性を拓くツールです。生成AIを活用したこの小テスト作成ツールは、教員の業務負担を軽減し、生徒の学習を支援する画期的なシステムとして、多くの学校での実証実験を通じてその実力が問われます。教育界のDXを促進するこの新しい試みが、今後どのように広がっていくのか、目が離せません。


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会社情報

会社名
GMOインターネットグループ
住所
東京都渋谷区桜丘町26-1セルリアンタワー
電話番号
03-5456-2555

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