陶芸家・若杉聖子の具足展が銀座で開催
2025年9月27日(土)から始まる「若杉聖子の具足展」には、陶芸家・若杉聖子の繊細な白磁作品が約100点展示されます。会場は、東京都中央区の厨子屋 銀座本店で、今回の展示は2019年に続く2度目の個展です。
陶芸家・若杉聖子のプロフィール
若杉聖子は1977年に富山県富山市で生まれ、近畿大学文芸学部芸術学科を卒業後、陶磁器の意匠を学びました。多治見市陶磁器意匠研究所を修了した後は、京都精華大学の非常勤講師を経て、2015年には文化庁の新進芸術家海外研修制度の研修員としてフランスのリモージュに赴きました。彼女は現在、制作拠点を兵庫県三田市から京都市に移し、白磁の作品を鋳込み成形で制作しています。2020年には兵庫県芸術奨励賞を受賞しました。
個展の詳細
「若杉聖子の具足展」では、花立や香炉、茶湯器、仏飯器、高杯など、多彩な祈りの道具が展示されます。日常の一部として長く愛されるこれらの作品は、364日間の掃除とコツコツとした製作活動の結果生まれたもので、若杉さん自身が「祈り」と表現する日々の積み重ねが伺えます。
展覧会情報
- - 会期:2025年9月27日(土)〜11月16日(日)
- - 時間:11:00〜19:00(最終日は17:00閉場)
- - 入場料:無料
- - 休廊日:毎週月曜・火曜
- - 会場:厨子屋 銀座本店B1ギャラリー
東京都中央区銀座1-4-4 ギンザ105ビルB1
公式サイト
リンク
展示作品の見所
今回の大会の見どころは、新作としてお披露目される香炉や、白磁ならではの柔らかなラインと神聖な佇まいの共鳴です。若杉聖子は、「自分が大切にしたいものを入れる特別な器としての存在を目指し、心の拠り所となる道具を作りたい」と語っています。彼女の作品は、見る人に深い祈りや思いを伝え、多くの人々との心のつながりを生み出します。
作家在廊日
作家である若杉聖子氏は、個展の初日である9月27日(土)に在廊予定です。直接彼女と対話し、作品についての詳しい話を聞くことができる貴重な機会をお見逃しなく。
店舗情報
- - 店舗名:厨子屋 銀座本店
- - 所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座1-4-4 ギンザ105ビル1F・B1
- - TEL:03-3538-5118
- - 営業時間:11:00~19:00(定休日:火曜日)
「若杉聖子の具足展」は、感性に訴える美しい陶芸作品とともに、日々の生活の中での「祈り」の大切さを再確認させてくれる展覧会になることでしょう。ぜひ、足を運んでその柔らかな世界に触れてみてください。