Morisawa Fontsの新機能でWebサイト制作が加速
株式会社モリサワは、フォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」に新機能を追加しました。この機能は、Webフォント配信の際のプロジェクト情報を別のプロジェクトに引き継ぐことを可能にし、効率的なサイト制作を実現します。
よりスムーズなプロジェクト管理
従来、Webフォントを配信するためには、プロジェクトごとに埋め込み用のCSSコードを設定する必要がありました。プロジェクトが変わる際には新たなCSSコードを設定し直す手間が発生していました。しかし、新たに導入された「プロジェクト引き継ぎ機能」を利用すれば、既存のフォント情報やドメインを手軽に引き継ぐことができ、Webサイトの運用が大幅にスムーズになるのです。
引き継ぎ機能の利便性
この新機能は、制作委託先からサイトオーナーへの納品など、他の顧客へプロジェクトを移行する際にも大変役立ちます。これにより、Webフォントが一層利用しやすくなります。
具体的な利用方法
プロジェクトを引き継ぐには、ユーザーは以下の簡単な手順に従います。
1.
プロジェクトをエクスポートする
- 「Webプロジェクト設定」内のダッシュボードから引き継ぎたいプロジェクトを選択。
- 「プロジェクト設定」メニューから「プロジェクトの引き継ぎ」をクリック。
- トグルをオンにしてエクスポートを実行。
- プロジェクトIDを引き継ぎ先に連携。
2.
プロジェクトをインポートする
- データを取り込むためプロジェクトを選択、または新規作成。
- 「プロジェクト設定」メニューから「プロジェクトの引き継ぎ」を選択。
- インポートボタンをクリックし、プロジェクトIDを入力。
- インポート後、「フォントを同期する」をクリックするとWebフォントの配信が開始されます。
注意点
引き継ぎ後、元のプロジェクトの埋め込みコードは自動的に更新されます。また、この引き継ぎ機能はオンにしてから30日間有効で、期限が過ぎると再度設定が必要になるため、注意が必要です。
Morisawa Fontsについて
Morisawa Fontsは、柔軟なフォント環境を提供するクラウド型のフォントサブスクリプションサービスです。グラフィックデザインやWebサイト、映像、モーショングラフィックスに必要なさまざまなスタイルに対応しています。さらに、2024年3月にはシンガポールでの販売も開始予定で、国際的なクリエイティブニーズにも応えています。
まとめ
この新たな機能により、Morisawa FontsはWebサイト制作の現場における負担を軽減し、より多くのクリエイターが使いやすくなることを目指しています。今後の機能追加や改善にも期待が寄せられます。