西日暮里駅が魅せる音の世界
2020-10-01 14:31:00
音と地域の交流を育む、JR西日暮里駅の新しいサウンドアート空間
西日暮里駅が生み出す新たな音の風景
2020年度のグッドデザイン賞を受賞したJR西日暮里駅の「東京感動線プロジェクト」。このプロジェクトには、音圧技術を駆使したサウンドアートが実装され、その名も「呼吸する駅」と名付けられた作品です。この取り組みを手がけたのは、ドイツを拠点に活躍する音響空間作家・及川潤耶氏が率いるソニフィデア合同会社です。
東京感動線プロジェクトとは?
「東京感動線」とは、JR東日本が推進するプロジェクトで、山手線を起点に心豊かな都市生活空間を創造することを目指しています。このプロジェクトの一環として、西日暮里駅周辺に「エキラボniri」や「西日暮里スクランブル」などの三拠点が開設されました。これらの場所は、地域住民と利用者との交流を促進するための新しい「場」としての役割を果たしています。
サウンドアート『呼吸する駅』の魅力
「呼吸する駅」は、西日暮里駅の長い改札外通路を活用した新たな掲示板と位置づけられています。ここでは、地域の環境や歴史を美しい音に変換した作品が展開され、訪れる人々に新たな体験を提供します。また、及川氏がディレクションしたこのアートには、利用者がインタラクティブに音を生み出す仕組みも盛り込まれており、特許技術によるユニークな体験が可能です。これにより、駅はただの通過地点ではなく、訪れる人々の心に響く場所へと変革を遂げています。
地域の個性を引き出す
西日暮里駅に設置されたサウンドアートは、地域住民や通行人にとって貴重な交流の場となっています。実際に、駅を訪れた人々は音楽や地域の歴史を感じながら、新たな文化が育まれる様子を目の当たりにしています。このような空間のデザインは、単にアートが存在する場所だけでなく、利用者の感情や思い出を結びつける重要な役割を果たしています。
今後の展望
ソニフィデアは今後もアートを通して社会に新たな価値を提供していく方針です。音によって空間がどのように潤い、人々に影響を与えるのか、これからの動向が期待されます。また、西日暮里駅の取り組みが全国に広がっていくことで、多くの人々が地域交流やアートの重要性を実感することができるでしょう。
まとめ
JR西日暮里駅で実現されたサウンドアート「呼吸する駅」は、地域性や歴史を感じながら、利用者がインタラクティブに音を体験できる新しい空間を提供しています。このプロジェクトは、単なる公共の場を超えて、地域住民と訪問者とのコミュニケーションや交流の促進を目的としています。今後もこのような取り組みが、社会にどのような影響をもたらすのか、大いに注目したいところです。
会社情報
- 会社名
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ソニフィデア合同会社
- 住所
- 宮城県仙台市若林区卸町2-9-1
- 電話番号
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