大阪の魅力を大学生が発掘する『モトテラシーOSAKA』
大阪観光局と梅花女子大学のコラボレーションによる新しいプロジェクト『モトテラシーOSAKA』が注目を集めています。このプロジェクトは、大阪の持つ魅力を大学生が自ら発掘し、それを発信することで、市民の意識を高め、持続可能な都市づくりを目指す取り組みです。
モトテラシーOSAKAとは?
『モトテラシーOSAKA』の基盤には、未来を担う大学生たちが主体的に都市の課題に取り組むことが位置づけられています。彼ら은自身の目で大阪の魅力を「照らす」ことで、地域の活性化を目指しています。この名前には「デモクラシー」の主権者としての意識を持ち、自分たちの力で大阪を元気にするという願いが込められています。
背景と目的
大阪市は、近年、さまざまな社会課題に直面しています。その一つが若者の政治への関心の低さです。特に、2025年に開催される大阪万博の周知も十分とはいえません。このため、市民と行政の間に意識の隔たりが生じ、都市が持続的に成長するための連携が必要とされています。『モトテラシーOSAKA』はそれを解決するための道筋を提供する取り組みです。
事業の見どころ
このプロジェクトは、一般社団法人大阪青年会議所と梅花女子大学、さらに、大手企業5社が協力して進めており、学生たちはグループごとに様々なテーマに基づいた観光政策を提案することを目指しています。テーマにはアウトドアやスポーツ、宿泊、飲食、観光スポットが含まれ、若者らしい柔軟な発想と新たな興味・関心を反映させた政策提案が期待されています。
プログラムの流れ
プロジェクトは多岐に渡るプログラムで構成されています。以下はその一部です:
- - 事業説明会(2022年5月11日): 大学生へのプロジェクト内容の説明。
- - インプットセミナー(第一回:2022年5月18日): 大阪観光局のリーダーからの講演。
- - グループワーク(様々な日程で実施): 自由な発想を活かした議論と提案作成。
- - フィールドワーク(2022年6月5日): 実際に観光スポット巡りを通して大阪の魅力を体感。
- - プレゼンテーション(7月20日、27日): 各グループが作成した提案を発表。
これらのプログラムは、参加する学生にとって貴重な経験となり、政策提案だけでなく、リーダーシップやチームワークのスキルの育成にも寄与します。
モトテラシーOSAKAの意義
最終的に、学生たちは自らの発見を通じて、地域社会の成長に寄与することの重要性を自覚し、さらなる政治参加を促すきっかけとすることが期待されています。このプロジェクトは、ただの観光振興に留まらず、都市の未来を創る一歩として位置づけられています。想像を超えた観光政策が採用される日も、そう遠くないかもしれません。
このように、大学生による積極的な「照らし行動」を通じて、大阪は新たな魅力に満ちた都市へと変貌を遂げていくことでしょう。