お金の流れに、想いを乗せる
新たな地域づくりに向けた取り組みが始まろうとしています。DX企業とNPOの連携が、これまでにはない形での地域貢献につながる可能性を秘めています。GLナビゲーション株式会社のCEO、神田滋宣さんが「応援したいなら、寄付じゃなくて仕事を発注しよう」と提唱した言葉は、人々の関心を集めています。
この言葉に反応したのは、認定NPO法人SETの理事長、三井俊介さんでした。彼らが出会った背景には、人口問題や震災復興、多様性についての長い歴史がありました。この14年間の経験をもとに、彼らは同じ未来を見据えるようになったのです。
NPOと企業の新たな連携が求められている背景
日本では今、人口減少が加速しています。これにより地域の課題解決を安易にNPOや行政に任せる時代は、徐々に終焉を迎えつつあります。多くの企業は「応援したい」という気持ちを持っていても、寄付以外の積極的な関わり方を知らないケースが多いのが実情です。
そこで登場するのが、SETが発信するポッドキャスト「地域の新しい豊かさをつくる」です。このポッドキャストは、陸前高田市から地域のNPOと都市の企業がどのように協力し合い、共に成長していくかをテーマにしています。全3回にわたり、彼らの対話を通じて、その実例をリアルに伝えていきます。
対話を通じた深い理解
今回のポッドキャストは、SETの水口拓未がモデレーターを務め、ゲストとして神田滋宣さん、そして三井俊介さんが参加します。第1回では、全く異なる背景を持つ2人がなぜ同じ未来を見据えたのかを掘り下げます。続く第2回では、寄付に代わる新しい形、すなわち仕事を通じた協力の本質について語り合います。最後の第3回では、NPOと連携することで企業が得られる強みについて深堀りしていきます。
神田さんは「思いが乗ったお金は、投資に変わる」と話し、三井さんはNPOの存在意義について再考することが重要だと述べています。水口さんも「地方と都市は対立しなくても良い」と再認識したと振り返ります。
地域課題に対する具体的なアプローチ
「協力」という言葉はしばしば理想主義的な響きを持ちますが、このポッドキャストでは実際の行動がどのようにインパクトを持つかが語られます。業務委託契約や現地訪問といった具体的な取り組みが、如何にしてNPOと企業の関係を強化し、地域を変えていくのかを紐解いていくことでしょう。
今回の試みは、これまで分断されてきた都市と地方、NPOと企業、想いとお金を結びつける新しい「協力」の形を示しています。シリーズの初回は既に配信中であり、聴くことであなた自身の「応援の形」が変わるかもしれません。
SETについての紹介
認定NPO法人SETは、2011年の東日本大震災以降、地域根ざした活動を展開してきました。彼らのミッションは「一人ひとりの‘やりたい’を‘できた’に変え、日本の未来にGoodなChangeを起こす」ことです。修学旅行の民泊体験や大学生向けプログラムを通じて、地域とともに学び、共感を育む活動を行っています。2024年は年間で5000人以上が参加予定で、持続可能な地域づくりを目指しています。彼らの活動は過去に2度の内閣総理大臣賞を受賞するなど、多くの評価を受けています。公式サイトやSNSでも情報発信を続けています。