最北のベーカリーの栄光
2025-06-13 15:20:42

最北端のベーカリーが世界の舞台で栄光を掴むまで

最北端のベーカリー、「北のはしベーカリー」が世界的デザイン賞を受賞



北海道・稚内市に位置する「北のはしベーカリー」が、2025年のD&AD Awardsでロゴデザイン部門の銅賞相当であるWood Pencilを受賞した。この受賞は、北海道初となる異例の快挙であり、地方の小さなブランドが世界の舞台で評価されることの重要性を示している。

D&AD Awardsとは?



D&AD(Design & Art Direction)Awardsは、1962年の創設以来、広告やデザインの分野で権威ある受賞とされている。2025年の受賞には86国から11,689点以上が応募され、ロゴ部門ではわずか21本が選出された。その中に、スモールマーケットとして「北のはしベーカリー」が含まれていることは、特筆すべき成果である。特に、ブランディング部門での受賞は難易度が高いことで知られており、この成果は同ブランドにとって大きな名誉だ。

ロゴデザインの特徴



受賞のきっかけとなったロゴは、稚内の“最北端”を象徴する要素で構成されている。風、麦、海を結ぶアイデアが表現され、一目で「北のはしベーカリー」を思い起こさせる。さらに、活版印刷の手法が施され、クラフト感あふれる仕上がりがデザイナーのこだわりを感じさせる。デザインを手がけたクリエイティブディレクターの鎌田順也氏は、ネーミングにも工夫を凝らし、「北のはし」とすることで親しみやすさを追求したと語っている。

北のはしベーカリー

二冠達成の快挙



「北のはしベーカリー」は、D&AD Awardsの受賞に先立ち、ニューヨークADC 104th Annual AwardsでもSilver Cubeを受賞した。この世界的な賞において二冠を果たしたことは、稚内の地元の味や文化がいかに世界に影響を与えれるかを示す瞬間でもある。そして、地域に根ざしながらも国際的な舞台で評価されることは、小規模のブランドにとって大きな刺激となる。

地域への貢献とビジョン



「北のはしベーカリー」は、地元の素材を生かした無添加で長時間発酵した食パンを中心に展開している。ブランドは今後、パンの枠を越えて地域全体と連携し、稚内発の新しい食文化を全国に広げていくことを目指している。受賞の影響を受けながら、さらなる発展を遂げていくことが期待される。

相沢食料百貨店について



「北のはしベーカリー」は、株式会社相沢食料百貨店によって運営されている。創業は1923年で、稚内市にて100年以上の歴史を持つ地元のスーパーマーケットだ。地域の人々と共に新しい食のあたりまえを創出し、身体に優しい商品の開発に努めている。受賞は地域の皆様のおかげで成し遂げられたものであり、心から感謝していると取り組みについても力強く述べている。

まとめ



「北のはしベーカリー」が受賞したD&AD Awardsでの凱旋は、地方の小さなブランドでも大きな成功を手にできることを証明した。これからも地域に愛される存在として、さらなる挑戦を続けていくことが求められるだろう。新たな食文化の中心地として、稚内の魅力が今後どのように広がっていくのか、大いに期待が寄せられる。

公式サイト: 北のはしベーカリー


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会社情報

会社名
株式会社市印相沢食料百貨店
住所
稚内市中央3-5-8
電話番号
0162-22-5020

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