ダイワボウ情報システムとNileが新たなパートナーシップを結成
ダイワボウ情報システム株式会社(DIS)とアメリカのネットワーク企業、Nile Global, Inc.(Nile)がパートナー契約を結び、新しいネットワークサービス「Nile Access Service」を日本国内で展開することが発表されました。この提携により、DISは企業や教育機関向けに革新的なネットワークインフラを提供し、運用負担の軽減とセキュリティ強化を実現しようとしています。
Nileの革新技術
Nileの「Secure Autonomous NaaS」は、従来のように企業が個別にネットワーク機器を導入するのではなく、必要な機能を統合的にサービスとして提供する新たな形態です。このシステムは、クラウドベースの管理とAIを活用した自動化を特徴としており、ゼロトラストセキュリティを組み込んだ独自のエコシステムを形成しています。
特に注目されるのは、Nileはこの分野でリーダーシップを発揮しており、企業や教育機関の成長に貢献しています。日本では少子高齢化や労働力不足が問題視される中、NileのソリューションはIT人材を補完し、業務の効率化を支援するものとして期待されています。
XaaS市場の成長と必要性
最近、XaaS(Everything as a Service)市場は急速に拡大中であり、日本国内でも年平均10%の成長が見込まれています。企業がデジタルトランスフォーメーションを進める中で、優れたネットワーク基盤は必須の要素となっています。Nile Secure Autonomous NaaSは、XaaSの潮流の中で基幹的な役割を果たすと考えられ、企業にとって貴重な資産となるでしょう。
DISの役割と展望
ダイワボウ情報システムは日本全国に101か所の拠点を持ち、約19,000社の販売パートナーと連携してサービスを提供します。このネットワークを通じて、Nileの高性能なネットワークサービスを全国に展開し、DX推進に貢献することを目指しています。また、DISの大阪本社と大井町事業所には「Nile Access Service」を体感できる専用デモ環境が設置されており、企業や団体が快適なネットワーク運用の実現へ向けた実践の場として利用できます。
利用者の期待
Nileの共同創業者でCEOのPankaj Patel氏は、日本における新たな市場進出において期待の言葉を寄せています。「日本はグローバルリーダーであり、私たちはこの市場に向けてのサービス提供を誇りに思います。DISとの協力を通じて、完全自動化のゼロトラストネットワークソリューションを提供し、IT運用の負荷を軽減できるよう貢献いたします。」
一方、DISの取締役である谷水茂樹氏も、Nileのソリューションがセキュリティリスクを低減しつつ、運用をシンプルにするものであることを強調しています。今後、両社の協力がどのように日本のネットワーク環境を進化させるのか、多くの企業が注視している状況です。
まとめ
NileとDISの提携は、今後の日本市場において画期的なネットワークインフラの提供を意味しており、持続可能な社会インフラの構築に寄与することが期待されています。ネットワーク運用の新たな潮流を体感できるこの機会を逃さず、今後の展開に目を向けていくことが求められるでしょう。