EnGenius Networks Japan、Interop Tokyo 2025での特別賞受賞
2025年6月11日から13日にかけて開催された世界最大級のICT展示会「Interop Tokyo 2025」で、EnGenius Networks Japanがその最先端技術、「Contextual AI Surveillance」により、Best of Show Awardの審査員特別賞を獲得しました。この受賞は、エントリーしたGadget部門において、選ばれたファイナリストの中で唯一の栄誉となります。これにより、同社のAIスマート監視とクラウドネットワーク分野における革新性が改めて証明されました。
導入された革新技術の詳細
EnGeniusの「Contextual AI Surveillance」は、リアルタイムのAIコンテクスト認識を行うカメラ技術です。具体的には、喧嘩、いじめ、盗難、転倒などの人間の行動を高い精度で認識します。その基盤には、クラウドとエッジAIを統合した最新のアーキテクチャーがあり、教育、医療、小売、宿泊、介護などさまざまな現場で効率的な映像解析と迅速なアラート通知が可能となります。
自然言語による検索機能
特筆すべき機能の一つに、自然言語によるイベント検索があります。たとえば、「通りに人だかりができている」と入力するだけで、関連する映像を瞬時に検索することができます。この機能により、ユーザーは記憶に残っている状況を基に必要な映像を迅速に特定できるため、利便性と検索効率が飛躍的に向上します。
カスタムアラートでの柔軟性
さらに、カスタムアラート機能により、利用現場のニーズに応じた細かいアラート条件を設定可能です。例えば、「営業時間外の立ち入り」や「高齢者が転倒後に動きがない」といった状況に対して、AIモデルの学習に基づく正確なアラートを発信します。この機能があることで、管理者の負担を軽減しながら、無駄な通知を排除することが可能になります。
受賞の意義
EnGeniusの「Contextual AI Surveillance」は、ユーザーが柔軟にアラートを定義できる特徴から、従来の監視ソリューションとは一線を画しています。その適用範囲の広さとともに、自然言語による検索機能が新たなユーザー体験を提供したことにも大きな評価が寄せられています。AI技術により、行動や意味、状況を理解する次世代のシナリオ認識を実現しており、スマート施設管理の未来を切り開くポイントともなっています。
未来への展望
この受賞について、EnGenius Networks Japanの社長である佐藤誠一郎氏は「この度の受賞をバネとして、今後も止まることなく進化を続けていく」と意気込みを語っています。さらに、「私たちのAIカメラは、単なる監視機器ではなく、現場での効率と価値を創出するための重要なツールです」と述べ、小売、介護、製造現場などでの活用による結果につながることを期待しています。
EnGeniusについて
EnGenius Technologiesは、25年以上にわたってネットワークハードウェアやソフトウェアの開発を行ってきた企業です。ユーザーフレンドリーで信頼性の高いクラウド主導の製品を提供し、無線LANアクセスポイントや管理スイッチ、AIカメラなど、多様な製品ラインナップを展開しています。各業界において、高速で高信頼・高可用性のネットワークインフラを実現し、様々なニーズに応えている点でも評価されています。詳細は公式サイトでご確認ください:
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