CureAppの進化
2024-10-22 15:04:44

CureApp、高血圧治療アプリが2周年を迎え新たな進化を遂げる

株式会社CureAppが2022年9月に医療機関での処方が始まった「CureApp HT 高血圧治療補助アプリ」が、10月23日にアップデートを行うことを発表しました。このアプリは、高血圧症に苦しむ患者を支援するために開発され、医師の処方に基づく治療支援を目的としています。今回のアップデートは、医師および患者のニーズを踏まえ、効率的な生活習慣指導を可能にすることに主眼が置かれています。

このアプリを用いた「CureApp 血圧チャレンジプログラム」は、2年間にわたる実績があり、最近では降圧効果データの公開や、治療アプリと患者のカルテデータに基づく研究結果が発表されました。2024年6月からは、生活習慣指導をより効果的に行うための新プログラムがスタート。診療報酬改訂後の療養計画書の作成や、患者の治療経過レポートの出力が可能となり、医療現場での利用がさらに便利になりました。

アップデートの背景には、勝谷医院の勝谷友宏医師との共同研究があり、アプリ導入前後の診療体験の変化を調査しました。研究の結果、生じたコミュニケーションの改善について明らかになりました。具体的には、医師と患者の間の意識の共有や治療目的の合意形成が進み、導入前のスコア14.5が、導入後6ヶ月で17.1に改善したというデータもあります。このような成果により、医師が患者の治療に対してより積極的に関与する姿勢に変わっていくことが期待されます。

さらに、今回のアップデートでは医師向けアプリに新機能が追加され、患者の治療経過を的確に把握しやすくなりました。新機能の一つは、開始時からの血圧平均値の表示機能で、患者の血圧データが見やすく表示されるため、変化を簡単に確認できます。また、振り返りAI要約機能の導入により、患者の入力内容が要約され、医師が患者の状態を迅速に理解できるようになります。最後に患者基本情報の抽出機能も搭載され、家庭内の習慣やリスク要因を短時間で把握できるようになりました。

これらのアップデートにより、医師と患者の対話が円滑になり、より効果的な治療が進められる環境が整えられています。CureAppは、今後も患者の治療をサポートするために、各種機能の充実や研究を続けていく方針です。

また、CureApp HTは2024年度グッドデザイン賞に選ばれ、医療現場でのデザイン評価も受けています。これは、デジタル・セラピューティクス分野において、適切な支援を提供するためのデザインの重要性が認識されていることを示しています。今後もCureAppはその革新を続け、高血圧に悩む多くの人々の健康を支援することを目指します。


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会社情報

会社名
株式会社CureApp
住所
東京都中央区日本橋小伝馬町12-5 小伝馬町YSビル4階
電話番号

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