岡山大学×日本電子
2025-08-17 18:21:19

岡山大学と日本電子が共同設立した研究機器租借プラットフォームとは?

研究機器レンタルプラットフォームが誕生



岡山大学と日本電子が共同で新しい研究機器レンタルプラットフォーム「Shared Transformation(SX)プラットフォーム」を設立することが発表されました。このプロジェクトは、2025年7月に本格稼働し、国内の大学、高専、公設試、研究開発法人等を対象に、効果的な研究環境を提供することを目指しています。

プラットフォームの概要



この新しいプラットフォームは、従来の「購入する」モデルから「借りる」モデルへとシフトすることで、研究者たちの柔軟な研究活動を支援します。特に、研究機器を購入する際の高額な初期投資や維持費用の問題を解決し、研究の質を高めるための選択肢を提供します。また、設置費用や保守費、修理費用を削減できるのも大きな特徴です。

設立の背景



岡山大学の那須保友学長は、現在の国内の研究機器を取り巻く環境が厳しいことを強調しています。多くの機関では、研究機器の修理や撤去にかかる費用すら捻出できないことから、研究環境が悪化している現状があります。そこで、SXプラットフォームの設立が急務とされ、岡山大学と日本電子が手を組むことになりました。オープンなプラットフォームとして、多くの大学と企業が参加できるようになることが期待されています。

プラットフォームの具体的なメリット



SXプラットフォームは、常に最新の研究機器を提供することで、研究者の研究環境や技術職員のスキル向上にも寄与します。これにより、日本国内のみならず、国際的にも競争力のある研究開発が促進されると考えられています。正式にプラットフォームが稼働すれば、研究機関はよりスムーズに設備を整え、効率的な研究を行うことができるようになります。

これからの展望



岡山大学と日本電子は、プラットフォームの周知活動を8月中に行う予定であり、9月には参加機関の募集を開始することが発表されています。また、将来的には、他の国内の研究機器メーカーの参加も考えられており、幅広い選択肢を持つことが可能になります。これにより、利用者は多様な設備を手軽に利用できる環境が整うことが期待されます。

研究環境の改善に向けて



特に日本の研究室が直面している問題に対し、SXプラットフォームは抜本的な解決策となる可能性を秘めています。今後、様々な機関がこのプラットフォームへの加盟を検討し、日本の科学技術やイノベーションの活性化へつながっていくことが望まれます。

研究機器のレンタルを通じて得られる新たな価値や経験を共有し、日本全体での研究環境の改善に寄与できることを期待したいと思います。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。