若き才能!ノーザン・バレエと大阪の誇り
2025年7月27日に豊中市立文化芸術センターで開催される「バレエアンサンブルガラ2025・大阪公演」には、イギリス・リーズに拠点を置くノーザン・バレエから、若手日本人ダンサーの北野聖奈と脇塚優が登場します。この特別な公演は、両ダンサーにとって故郷での凱旋の舞台でもあり、そのプレッシャーと興奮は計り知れません。
北野聖奈さんの情熱的な軌跡
北野聖奈さんは、大阪で生まれ育ち、3歳からバレエを始めました。宗田静子氏に師事し、彼女は早くからその才能を開花させました。2016年には神戸全国洋舞コンクールで3位、YAGPの日本予選でもTop 12入りを果たし、オランダ国立バレエ学校のスカラシップを得て2017年から留学が始まりました。在学中の彼女は、その真剣な姿勢と才能が評価され、ノーザン・バレエ元監督のデイビッド・ニクソンから入団オファーを受けました。2020年には正式にノーザン・バレエの一員となり、現在も各種作品で活躍中です。特に、彼女の演じる『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』などは高く評価されています。
作品への参加
北野さんは、芸術監督フェデリコ・ボネリの指導の下、さまざまな振付作品に出演しており、彼女の表現力は舞台上での存在感を一層引き立てています。共演するアーティストたちとの息遣いを感じながら、彼女は観客を魅了する演技を見せています。
脇塚優さんの多彩な背景
もう一人のダンサー、脇塚優さんは幼少期から母の徳永紀子にバレエを習い、その基礎を築きました。PBKコンペティションでは優れた成績を収め、ハンガリー国立バレエ学校での留学を経て、2019年にはローザンヌ国際バレエコンクールで4位入賞を果たします。その後、アメリカのヒューストンバレエに入団し、2023年にはノーザン・バレエに参加しました。
受けた影響と参加作品
脇塚さんは、ジャン・クリストフ・マイストンやスタントン・ウェルチの作品に出演し、観客の心を掴んでいます。特に『岩外のスタントン・ウェルチ作品』では、彼の代表作である『くるみ割り人形』や『白鳥の湖』に出演することで、自身の表現の幅を広げています。また、彼女もまた『コッペリア』や『ドン・キホーテ』などで主要な役どころを演じ、その技術力が高く評価されています。
ノーザン・バレエの魅力
ノーザン・バレエは1969年に設立されたイギリス・リーズを拠点とするバレエ団で、物語性を重視した作品作りを行っています。彼らの作品は、クラシックバレエの技術と演劇的な要素が融合し、多くのファンから支持されています。また、国際的なダンサー陣が在籍しているため、現代的な振付と共に独自のスタイルを追求することができ、世界中から注目を集めているそうです。
公演にかける思い
北野聖奈さんと脇塚優さんは共に大阪出身で、その地元での公演に深い思い入れがあります。この特別な機会は、彼女たちの勉強の足跡や成長を見守ってきた地元の人々に感謝の気持ちを込めた舞台でもあります。この公演を通じて、未来のプロダンサーたちと共演し、自らの魅力を一層引き出していくことでしょう。彼女たちが活躍する姿をぜひ目に焼き付けてほしいと思います。チケットの購入方法など、詳細な情報は公式サイトをご確認ください。
今後さらに成長し続ける二人のパフォーマンスに、期待が高まります!