大学生が語る奨学金申請の悩み
ハーモニープラス株式会社は、全国の大学生350人を対象に「奨学金制度の利用と手続き」に関する調査を実施しました。調査は2025年5月から6月にかけて行われ、インターネットを通じて集計されました。調査結果から、現在の学生が奨学金申請時に直面している具体的な困難や制度改善の要望が明らかになりました。
調査概要
- - 調査対象: 全国の大学生350名
- - 調査期間: 2025年5月〜6月
- - 調査方法: インターネット調査
- - 男女比: 男性31.3%、女性68.7%
- - 年齢層: 15-19歳33.6%、20-29歳66.4%
手続きの「わかりにくさ」が最大の壁
調査の結果、奨学金の申請で最も困難を感じた点は「申請手続きの進め方が分からなかった」とする意見が最も多く、全体の40.0%にあたる140名がこの回答を選びました。次に多かったのが「必要な書類の入手や確認に苦労した」というもので、こちらも31.1%を占めました。さらに、相談相手がいないことや大学からの案内がわかりにくいといった不満も寄せられており、学生たちにとって制度へのアクセスが大きな課題であることがわかります。
制度の「比較・選択」に悩む学生多数
申請時に不足を感じた情報について尋ねたところ、「どの制度が自分に合うかわからなかった」が29.7%(107名)、続いて「申請フローの全体像が見えにくかった」が25.6%(92名)という結果になりました。また、「締切日や記入例がまとまっていない」との意見も多く、学生たちが制度を理解し、選択することに非常に苦労している実情が浮かび上がります。
「簡素化」と「サポート窓口」へのニーズ
手続き改善に関する質問では、「全体的にもっと簡単にしてほしい」との回答が最も多く、120名(33.3%)がこの意見を寄せました。他にも「問い合わせ窓口がほしい」「一元的に確認できるポータルサイトを作ってほしい」といった要望が多数あり、制度そのものだけでなく、導線や情報設計の改善の必要性が強調されています。
学生の声(一部抜粋)
- - 問い合わせフリーダイヤルがあってほしい(女性・10代後半)
- - 受験で忙しいのに煩雑すぎる(男性・20代前半)
- - 全体的にもっと簡単にしてほしい(男性・20代前半)
- - 申請期限のお知らせを見逃すところだったので、リマインドしてほしい(女性・20代前半)
まとめ
今回のアンケートから、奨学金制度の改善に向けて求められているのは、単なる制度の見直しだけでなく、「情報のわかりやすさ」と「手続きのしやすさ」といった、学生目線での体験設計であることが明らかになりました。ハーモニープラスでは、今後も現場の声をもとに、教育機関における情報設計や支援導線の改善を進めてまいります。
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