2024年10月21日(月)、川崎市にて「第2回エッジ茶論」が開催されることが発表されました。本イベントは、セルロース系複合材料の開発とその社会実装をテーマに、専門の技術者や研究者、新規事業の担当者を対象としたセミナーです。特に今回の講師である静岡大学の青木憲治准教授は、最新技術に関する研究成果を講演し、脱炭素社会に向けた取り組みを語ります。
セミナーの概要
本セミナーでは、環境負荷の少ないバイオマス素材としてのセルロースナノファイバー(CNF)とミクロフィブリル化セルロース(MFC)に注目し、それが脱炭素社会の実現にどれほど寄与できるかを考察します。セルロース/樹脂複合材料の社会実装は当面の重要な課題とされ、青木准教授はその実現に向けた研究成果を紹介します。
講演の内容
青木准教授の講演では、セルロースのナノレベルからマイクロサイズまでの均一な分散に関する研究が語られ、その過程で得られた独自の3次元網目構造の重要性も強調されます。特にCNFは、ナノサイズの特性を利用した新しい材料開発の可能性を秘めており、実用性の観点からも期待されています。一方、MFCは脱プラスチックが求められる現代において、リサイクル性の高い高弾性率の複合材料としての役割が注目されています。
多様な参加者が集う場
第2部では、株式会社WIL Consultingの片岡裕CEOを講師に迎え、参加者同士が自由に意見交換を行う対話型グループワークが予定されています。異なる業界やバックグラウンドを持つ多くの参加者が集まるため、様々な視点からのアイデアや発想が期待されています。このような多様性が、革新的な技術の実装に向けた新たな価値を生み出す基盤となるでしょう。
開催詳細
日時:2024年10月21日(月)15:00~17:00
場所:かわさき新産業創造センターAIRBIC第1会議室(川崎市幸区新川崎7番7号)
参加費:500円(当日支払い)
申込URL:
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最初は開催挨拶、続いて青木准教授の講演が行われ、その後にグループワークが続きます。最後に、交流会を設け、講師と参加者が直接意見交換をする貴重な時間もあります。
参加者は、専門的な知識を持つ方ばかりではなく、多様な分野の人々が集まりますので、新しい視点やアイデアを受け取る良い機会です。イベントの内容から学び、さらに自分の専門分野にも活かすことができるでしょう。
ぜひこの機会に参加して、新しい技術の可能性を共に考える場となることを期待しております。アットホームな雰囲気の中、気軽に意見交換を楽しんでください。