推し活を支える全国遠征消費の実態調査結果
推しに会うために全国各地を訪れるファンたち。その行動は推し活と密接に関連しており、最近の報告によれば、これが一大消費行動となっています。今回は、株式会社Oshicocoの調査をもとに、ファンの遠征実態とその影響について探ります。
調査の背景と目的
推し活は、ライブや舞台、スポーツイベントなどへの参加を通じてファンが愛するキャラクターやアーティストとつながる活動です。近年、この活動は地域の観光やグルメを楽しむ機会とも結びつき、単なる観戦や観賞にとどまらず、地域経済にも寄与しています。しかし、一方では交通費や宿泊費など、金銭的な負担も大きいのが現実です。そこで、どれほどの頻度で推し活を行っているのか、またそれにかかる費用や行動について調査を行いました。
調査概要
- - 集計期間: 2023年4月6日〜4月8日
- - 有効回答数: 664件
- - 対象者: Instagram「推し活応援メディアOshicoco」をフォローしている推し活層
遠征経験のあるファンは全体の6割以上
調査結果によれば、推し活層の62.4%が過去に遠征を経験していることが判明しました。このデータは、推し活が一般的な行動として広がっていることを示しています。
遠征頻度の実態
遠征の頻度を調べたところ、「年2〜3回」が34.7%と最も多く、次いで「年1回」が22.1%、「年4〜5回」が21.1%となりました。また、驚くべきことに「年10回以上」遠征するファンも約19%存在することがわかりました。これらの結果から、推し活層の多くが定期的に遠征を行っていることが明らかになりました。
遠征にかかる平均費用は約5.9万円
遠征1回あたりの平均費用を算出した結果、約5.9万円という数値が得られました。最も多かったのは「3〜5万円」と回答した層で、全体の33.7%を占めました。中には、10万円を超える消費をするファンも約6%おり、特に交通費や宿泊費、さらには現地でのグッズ購入などが影響していると考えられます。
交通費が最も高額
遠征費の内訳をみると、最も多くのコストを占めるのは「交通費」で、53.7%を占める結果となりました。次いで「グッズ・物販」が30.5%、そして「宿泊費」が9.5%という結果でした。このことから、推しに会いに行くための移動時間と経済的負担が最大の障壁となっていることがわかります。
遠征先での観光やグルメ消費
さらに調査では、遠征時の行動として「地元グルメを楽しむ」が最も多く、60%を超える選択を得ています。また、観光スポットを訪れる、ショッピングを楽しむなど、地域の消費に貢献している実情が明らかになりました。推し活が地域経済にも影響をもたらしているのです。
遠征の理由は「推しに会いたいから」
最後に、遠征する理由を自由記述で尋ねたところ、「遠くても推しに会いたい」、「その瞬間を見届けたい」などのストレートな愛情が多く見られました。交通費や時間の負担を考えても、推しに直接会える価値はそれを上回ると感じているファンの姿が浮かび上がります。
この調査を通じて、推し活が単なるイベント参加に留まらず、地域経済をも活性化する重要な要素であることを改めて実感しました。今後もこの傾向が続くことを期待しています。