退職金減少と放置される年金資産:深刻化する老後資金問題
近年、退職金が減少傾向にある一方で、確定拠出年金制度への移行が進んでいます。しかし、制度の複雑さや専門家の不足により、多くの人が確定拠出年金を正しく理解できていない現状があります。
過去15年で退職金は700万円減少、一方で、放置される年金資産は2,800億円を超えるなど、深刻な問題となっています。
確定拠出年金診断協会が個人向け相談窓口を開設
この問題を解決するため、一般社団法人確定拠出年金診断協会は2024年7月1日から、個人向け相談窓口のLINE公式アカウントの運用を開始しました。
同協会はこれまで、金融専門家向けに確定拠出年金制度のセミナーを開催し、制度の理解促進と適切な活用方法の啓発に力を入れてきました。しかし、相談窓口がなかったことから、制度への理解不足や運用方法に関する不安を抱える個人からの相談が急増していました。
個人向け相談窓口では、確定拠出年金や退職金に関する基礎知識から、個々の状況に合わせたアドバイスまで、幅広い情報を提供します。また、運用先の変更方法など、具体的な手続きのサポートも行います。
相談者からの声:早めの相談が重要
相談窓口開設後、すでに多くの個人から相談が寄せられています。相談者からは、「もっと早く相談していればよかった」「運用方法が分からず不安だった」といった声が聞かれます。
特に、転職や退職時に企業年金の移換手続きを忘れて放置しているケースも多く、早めの相談が重要であることがわかります。
老後資金問題の解決に向けて
確定拠出年金診断協会は、個人向け相談窓口の開設を通じて、より多くの人に正しい知識と情報を提供することで、老後の生活設計をサポートしていきます。
代表理事は、「確定拠出年金のはがきが届いても、見方が分からず放置している人が多くいます。放置すれば、損をする可能性もあります。早めに見直し、専門家に相談することをおすすめします。」と訴えています。
確定拠出年金制度の見直しを検討してみましょう
退職金減少や年金不安が叫ばれる現代において、確定拠出年金制度は、老後の生活を安定させるために重要な選択肢の一つとなっています。
自身の将来設計を見据え、確定拠出年金制度の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
問い合わせ先
一般社団法人確定拠出年金診断協会
電話番号:〇〇-〇〇-〇〇
メールアドレス:〇〇@〇〇.〇〇
URL:https://dc-shindan.jp/taisyoku/