土木業界向けCAD
2024-12-10 15:25:22

土木業界向け新CADソフト「J-CIVIL」の登場とその可能性

土木業界向け新CADソフト「J-CIVIL」の登場



最近、土木業界のニーズに応えるための新しいCADソフトが登場しました。その名も「J-CIVIL」。これは、株式会社キーノスロジックが開発したもので、dwg互換CADソフト「ARES®」に搭載できるアドオンとして位置づけられています。土木業界が直面する様々な課題に対応し、効率的な業務を可能にするために設計されています。

土木業界が抱える課題



土木業界は他の業界と同様に、技術の進歩に伴い多くの課題に直面しています。特筆すべきは、以下の3つです。

1. 日本独自の座標体系:日本では、座標の扱い方が世界の標準とは異なり、X軸とY軸が反転しています。このため、グローバルなCADソフトウェアをそのまま使用することは難しく、特に新たに導入する際にはその理解が必要です。

2. 業務の効率化が求められる:2024年から建設業にも残業上限規制が適用されることが決まり、人材不足が問題視されている今、既存の職員で効率を上げる必要があります。

3. 3Dデータへの不対応:国が発注する工事は2023年から3Dモデルの使用が義務化されました。しかし、従来のCADソフトではこの要件をクリアできていない組織が多いのが現状です。

J-CIVILの便利な機能



これらの課題を解消すべく開発されたのが「J-CIVIL」です。このソフトは、以下の機能を持っており、特に日本の施工に特化しています。

  • - 日本の座標に対応:J-CIVILは日本特有の平面直角座標系に完全対応。これにより、図面は現実世界と一致するスケールに変換し、現場作業をスムーズにします。

  • - 座標の即時割り出しが可能:図面から得た座標を測量機器に直接受け渡しすることで、現場での位置出しがすぐに行えます。

  • - 衛星写真の表示:図面の背景に衛星写真を重ねることで、工事関係者や発注者が現場を視覚的に理解でき、認識を統一することが可能です。

  • - 3次元データの容易な扱い:日々の作業で必要不可欠な3次元データへの対応ができ、今までの制約から解放されます。これにより、業務が大幅に効率化されることが期待されます。

競争力ある価格設定



J-CIVILはさらに魅力的な価格で提供されています。競合する汎用CADは通常、10万円未満の価格ですが、土木専用のCADは100万円を超えることが多い中、J-CIVILはその中間に位置し、実質的なコスト削減を実現。

特に、基盤ソフト「ARES® Commander」は、トップシェアの「AutoCAD®」に匹敵する性能を持ちながら、約半分の価格で導入可能です。その結果、既存の汎用CADからの移行を円滑に行うことができます。

まとめ



J-CIVILは、日本の土木業界が抱える特有の課題を解決するために開発された、非常にユニークなソフトウェアです。今後も、30年以上の経験を活かし、機能の充実を図っていく意向です。興味のある方は、無料で30日間使用できるデモライセンスも提供されているので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

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会社情報



株式会社キーノスロジックは、愛知県名古屋市に本社を構える企業で、国内向けの測量CADソフトウェアを30年以上開発してきた実績があります。多くのユーザーに愛されている本社の取り組みと新しいCADソフト「J-CIVIL」にご期待ください。


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会社情報

会社名
株式会社キーノスロジック
住所
愛知県名古屋市千種区仲田2丁目17−7池下タワーズ 4F
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