小野測器、新回転計発売
2023-09-14 11:00:02

小野測器、回転速度計測器「TM-4000シリーズ」を発売 DX推進を支援

小野測器、高精度デジタル回転計「TM-4000シリーズ」でDX推進を支援



1954年創業の計測機器メーカー、小野測器株式会社は、多様化する回転速度計測ニーズに対応するデジタル回転計「TM-4000シリーズ」を発売しました。本製品は、高精度・高応答性、有機ELディスプレイの採用、Ethernet通信への対応など、スマートファクトリー化を推進する企業にとって魅力的な機能を備えています。

高精度と多機能性を両立した新世代回転計



TM-4000シリーズは、同社の従来機種であるTM-3100シリーズをモデルチェンジした製品です。従来機種の機能と性能を受け継ぎつつ、さらなる高精度化と高応答化を実現。有機ELディスプレイの採用により、視認性も大幅に向上しています。オプション機能としてEthernet通信にも対応しており、ネットワーク環境へのスムーズな統合も可能です。

4つのシリーズで幅広いニーズに対応



TM-4000シリーズは、用途に合わせて選べる4つのシリーズで構成されています。

TM-4100シリーズ: ベーシックな1チャンネル入力タイプ。従来機種との互換性も維持されています。
TM-4200シリーズ: 2チャンネル入力タイプ。回転速度差や速度比の測定が可能です。
TM-4300シリーズ: リバーシブルカウンター機能を搭載。ローラーエンコーダーと組み合わせて搬送物の長さや移動距離を計測できます。
TM-4400シリーズ: 通過時間・通過速度計測機能を搭載。射出成形機のシリンダーなどの移動距離や通過時間を計測できます。

さらに、7種類の信号入出力カードと2種類の電源カードを組み合わせることで、お客様のニーズに合わせたカスタマイズも可能です。

産業機械のDX・スマートファクトリー化を支援



TM-4000シリーズは、半導体検査装置、軸受評価装置、フィルム製造ライン、自動車・搬送機械など、様々な産業分野の開発・検査シーンで活用できます。小野測器は、多様な検出器との組み合わせにより、最適な計測・制御システムの構築をサポートします。

小野測器の歩みと技術力



小野測器は、創業以来、電子計測機器の製造・販売とエンジニアリングサービスを提供し、日本の計測技術をリードしてきました。1954年には国内初となるジェットエンジンの回転数を計測する回転計を開発。以来、自動車、航空、建設機械など、多様な分野で実績を積み重ねてきました。特に自動車業界では、HondaのF1レース活動にも貢献するなど、高い技術力を誇ります。近年では、電動車両開発支援など、カーボンニュートラル社会の実現にも積極的に取り組んでいます。

まとめ



小野測器のTM-4000シリーズは、高精度、高機能、そして高い汎用性を兼ね備えたデジタル回転計です。スマートファクトリー化を目指す企業にとって、生産性向上と品質安定化に大きく貢献する製品と言えるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社小野測器
住所
神奈川県横浜市港北区新横浜三丁目9番3号
電話番号

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