移住者が感じたさつま町の独自の魅力
鹿児島県さつま町で、特別な展覧会が開催されます。その名も『薩摩のさつま 魅える展』。この展覧会では、地域おこし協力隊によって移住者目線でさつま町の魅力が紹介されます。地域ブランド『薩摩のさつま』を基にしたこのイベントは、11月2日から11月10日までの期間、無印良品マルヤガーデンズ鹿児島店内の「Open MUJI」で行われます。
地域ブランド『薩摩のさつま』の背景
『薩摩のさつま』は、2021年に発足した地域ブランドです。このブランドは、さつま町の特産品を集めるだけでなく、地域住民や移住者との絆を深め、「褒め合い・支え合い・地域愛」をテーマに掲げています。さつま町の特産品は、町役場やJA北さつま、商工会など、地域の多くの団体の協力によって支えられています。これらの商品が地域ブランドとして認証され、より多くの人々にその魅力が伝わるよう努めています。
展示内容と「違和感」の表現
『薩摩のさつま 魅える展』は、移住者の視点から見た地域の「違和感」にフォーカスを当てています。例えば、移住者が体験するさつま町の日常と、地域住民が当たり前に感じている生活にはどんな違いがあるのでしょうか。この違和感から、美しい風景や豊かなグルメ、地域の人々の温かさなど、さつま町の隠れた魅力を引き出すことが目的です。
ヒト・モノ・コトの三要素
展示の中でも特に注目されるのが、「ヒト」「モノ」「コト」として地域の魅力を分類して紹介する点です。ヒトは地域に住む人々、モノは地元の特産品、コトは地域の行事や伝統です。これらを通じて、地域が根底でどのようなつながりを持っているかを知ることができます。展覧会では、これらの要素を独自の方法で表現し、訪れる人々に新しい視点を提供します。
体験型のワークショップ
さらに、11月2日と3日には、さつま町の特産品でもある竹を使った竹細工のワークショップが開かれます。参加者は、竹細工職人が作ったフレームに鹿児島県の伝統工芸品の和紙を貼り、共同で作品を制作します。この体験を通じて、参加者はさつま町の伝統や文化を直に感じることができ、完成した作品は期間中の展示の一部にされる予定です。これにより、参加者は地域への愛着を深めることができるでしょう。
ブランド商品も販売
展示会中には、さつま町の認証商品も販売されます。観光特産品協会や地元の若手事業者が集まったこの販売会では、さつま町の味や文化を他地域の人々にも伝える良い機会です。特に「おとなりさんのソムリエ」という言葉が示すように、人と人とのつながりを大切にし、地域の商品をおすすめすることで、地元の魅力が広まることを期待しています。
薩摩のさつまを知るきっかけに
今展覧会は、さつま町への新たな興味を引き起こし、愛着を育む素晴らしい機会です。移住者が感じた「違和感」を通じて、さつま町の魅力を再発見できるイベントにぜひ参加してみてはいかがでしょうか。入場は無料で、予約も不要なので、お気軽にお立ち寄りください。地域の魅力を実感し、この素晴らしい町との新たなつながりを楽しんでください。