UAEパビリオン閉館式：つながりを祝う大阪・関西万博の旅の締めくくり

UAEパビリオン閉館式で祝う未来のつながり

2025年4月13日の開幕以来、UAEパビリオンは人々の心をつかむ素晴らしいストーリーを紡いできました。会期の最終日となる昨日、閉館式が行われ、来館者とパートナーへの感謝の意を表しました。この期間中に、UAEパビリオンを訪れた来館者数は実に500万人を超え、その中には4,930,645人の実来館者、113,443人のウェブ体験者、そして17,000人以上のバーチャル訪問者が含まれます。これは、日本をはじめとした全世界からの支持を示す結果です。

閉館式には、パビリオンのスタッフ、エミラティと日本のユースアンバサダー、また、公式パートナーであるADNOCやPureHealth、Space42、アブダビ文化観光局の代表者が出席し、盛大なセレモニーが展開されました。登壇したユースアンバサダーや代表者は、UAEパビリオンの歩みを振り返り、感謝の言葉を贈りました。特に、UAEパビリオンの公式代表コミッショナーであるシハブ・アルファヒム駐日アラブ首長国連邦特命全権大使の挨拶が印象的でした。彼は、UAEパビリオンが文化と思想の交流を促進する場であったことを強調し、来場者一人一人に感謝の意を表しました。

UAEパビリオンは、「大地から天空へ」というテーマを掲げ、ナツメヤシの木からインスピレーションを得た建築と多彩な体験を通じて、宇宙探査や医療イノベーション、持続可能な技術、UAEの文化的伝統を紹介しました。訪れた人々は、UAEの成り立ちや未来へのビジョンを直に体感することができました。特に印象的だったのは、UAEが主導する多様なフォーラムや文化紹介イベント。中でも、「UAEの日」に行われたアブダビ皇太子の来訪は大きな盛り上がりを見せ、数千人の来場者がUAEの文化を祝い、国際的な交流を深めました。

さらに、UAEパビリオンは博覧会国際事務局（BIE）が主催する「公式参加者褒賞」において、建築・景観部門でブロンズ賞を受賞するという栄誉も得ました。これは、独創的なデザインや高いクラフトマンシップを評価された結果であり、UAEパビリオンが大型パビリオンの中で上位3館に選ばれたことを示しています。

UAEパビリオンは、日本館近くの「エンパワーリングゾーン」に位置し、万博全体のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に貢献してきました。150を超える国々が参加する中、UAEはその文化と革新を融合させ、共創による未来の進歩を模索しました。

今回の閉館式は、UAEパビリオンの物語の新たな章の始まりを告げ、過去の体験を未来へとつなぐ重要な瞬間となりました。1970年の大阪万博初参加から2020年のドバイ万博を経て、2025年の大阪への帰還に至るまで、UAEは常に万博を通じて協働と進歩を目指してきました。

今後もUAEパビリオンが残したレガシーは、持続的な発展に向けたインスピレーションとなるでしょう。2025年の大阪・関西万博でも、UAEが掲げるビジョンと共に、人々のつながりをさらに強固にしていくことでしょう。UAE万博事務局は、次回の万博に向けて、人々とアイデア、イノベーションを結びつけ、より良い未来を共に切り拓くことを目指しています。