都立高校入試: 令和6年度学力検査結果調査 - 東京都教育委員会が分析結果を発表

都立高校入試: 令和6年度学力検査結果調査 - 指導改善に向けた分析結果が公開



東京都教育委員会は、令和6年度東京都立高等学校入学者選抜における学力検査の結果調査を発表しました。この調査は、令和6年2月21日に行われた学力検査を受検した生徒を対象に実施され、各教科の平均点、得点分布、小問・大問の正答率などを分析しています。

今回の調査結果では、各教科の平均点、得点分布、小問・大問の正答率などが詳細に示されています。また、これらの分析結果に基づき、中学校における指導改善の視点が各教科別に示されています。

国語では、登場人物の相互関係や心情の変化などについて、描写を基に捉えて内容を解釈する学習、文章全体や部分における構成・展開及びその効果について、自分なりの意味付けをする学習、情報の適否を見極めながら整理して読み進める学習の充実を図ることが重要視されています。

数学では、条件を適切に読み取り、文字を用いて的確に表現し処理する学習、図形に関する基礎的・基本的な事項を活用したり、それらを組み合わせて考察したりする学習、目的に応じて空間図形の一部として平面図形を捉えたり、空間図形を平面図形に帰着させて捉えたりする学習の充実が求められています。

英語では、聞いたり読んだりしたことについて生徒が自分の考えや気持ちを話したり書いたりするなどの複数の領域を統合した言語活動、既習の語彙や表現などを実際に活用する活動を通して、その定着を図る学習、複数の登場人物による対話の流れを正しく把握する力を高める学習の充実が重要となっています。

社会では、世界の地域の諸事情を位置や空間的な広がりで捉え、環境条件や人間の営みなどと関連付けて考察する学習、政治や経済の諸制度を成り立たせている基本的な考え方や仕組みについて、複数の資料を活用し、多面的・多角的に考察する学習の充実が求められます。

理科では、探究の過程を通して、結果や資料の分析を行う学習、必要な情報を抽出・整理する学習、基礎的・基本的な知識及び技能を活用し、考察する学習の充実が重要視されています。

東京都教育委員会は、今回の調査結果を公表することで、各学校における教科指導の改善に資することを目指しています。中学校では、今回の調査結果を参考に、生徒の学力向上に向けた指導方法を見直すことが期待されます。

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