空港における保安検査主体変更に向けた実務者会議が招集

空港における保安検査実施主体の変更に向けた会議

国土交通省は、昨年6月に行われた保安検査に関する有識者会議を受けて、空港における旅客の保安検査の実施主体を航空会社から空港管理者へと変更するための実務者検討会議を開催することを発表しました。この会議は、円滑な移行に向けての具体的な課題を議論する場として設定されています。

背景

令和3年3月に改正された航空法では、保安検査およびそれに関連する法律の根拠が明確化され、保安職員の権限も明確になりました。これに伴い、国土交通省が策定した「危害行為防止基本方針」においても、各主体の役割や責任を明確にしました。この取り組みは、空港における航空保安の強化を目的としています。

実務者会議の概要

第1回「空港における旅客の保安検査の実施主体の円滑な移行に向けた実務者検討会議」は、令和6年11月26日（火）に東京都千代田区霞が関にある中央合同庁舎第2号館の国際会議室で開催される予定です。会議はオンラインとの併用形式で実施されます。

委員は別紙に記載されており、主な議題には、会議の趣旨、移行に向けた論点、意見交換が挙げられています。特に注目されるのは、実施主体の変更がどのように行われるのか、その過程での課題についての議論です。

会議の取材

この会議は非公開ですが、冒頭でのカメラ撮影が可能です。取材希望者は、11月25日（月）までに指定の申し込みフォームを通じて申込みが必要です。会議の詳細な情報は、終了後国土交通省のウェブサイトで公開される予定です。

今後の展望

空港における旅客の保安検査の実施主体の移行は、国際的な例を参考にしながら行われ、これにより厳格な保安検査の実施、旅客利便の確保、移行の円滑性が実現されると期待されています。今後の会議を通じて、具体的な実施計画や課題解決策が見えてくることでしょう。

国土交通省は、今回の検討会議を通じて、空港保安のさらなる向上を目指していきます。適切なルールの策定とともに、保安検査の実施体制の構築が進められる中、今後の動向に注目が集まります。