国内初、ChatGPT用アプリケーションの受託開発開始
株式会社RAYVENは、2025年11月1日からChatGPT向けアプリの受託開発サービスを新たに提供します。このサービスは、OpenAIが発表した「Apps in ChatGPT」に対応し、企業のSaaSやWebサービスをこのプラットフォーム上で稼働させることを目指しています。ChatGPTは、全世界で週8億人以上のユーザーに利用されており、日本国内においてはその対応サービスがほとんど見られません。これによって、国内企業にとって新たな市場開拓のチャンスが生まれることが期待されます。
Apps in ChatGPTとは
2025年10月に発表された「Apps in ChatGPT」は、ユーザーがChatGPTを通じて外部アプリケーションを直接操作するための環境を提供します。例えば、「Spotify、プレイリストを作成して」と話しかけることで、ChatGPT内でSpotifyのアプリが起動し、そのまま音楽の操作ができます。現在、このサービスに対応するアプリは主に海外製であり、国内からの事例がほとんどないのが現状です。
サービス開始の背景
ChatGPTの膨大なユーザー数を考えると、国内企業が「ChatGPTと連携したいが開発リソースがない」といった多くの課題を持っています。また、Apps in ChatGPTの開発に必要な技術には、APIの最適化や認証設計、SDKの実装など多岐にわたります。株式会社RAYVENは、MCP技術において特許を持ち、そのノウハウを活かして、企業のニーズに応じたCentelアプリケーションの開発に注力します。
サービスの特徴
1. 大規模なユーザーへのリーチ
ChatGPTを利用する際、無料・有料プランを問わず、全てのユーザーにこのサービスが利用可能となります。これにより、企業は既存のマーケティング施策に加え、新たにChatGPTユーザーを潜在顧客としてターゲットにすることができます。
2. 早期参入による優位性
国内ではまだ事例が少ないため、「ChatGPTで使える国内初の〇〇」としてブランドを作り上げることができます。ChatGPTは会話の文脈に応じて最適なアプリを推薦するため、早い段階での参入が認知拡大とユーザー獲得につながります。
3. MCP技術とApps SDKの専門性
RAYVENは、MCPサーバーの構築を主な事業としており、Apps SDKに関する技術も持っています。この専門性を活かして、企業が必要とするChatGPT連携を実現します。
また、MCPとは、AIモデルと外部ツールやデータを接続するための新しいプロトコルであり、これによりさまざまなAI活用が可能となります。さらに、MCP関連の特許技術を有しているため、安定性や拡張性にも優れています。
活用例
提供するサービスの具体的な活用方法としては、次のようなシーンが挙げられます。
- - 業務管理SaaS: 「今月の売上レポートを作成」と指示するとレポートが自動生成されます。
- - 予約システム: 「明日空いている近所の歯医者は?」と質問すると、予約が完了します。
- - ECサイト: 「予算1万円以内で夏服コーディネートを作成して購入して」と依頼すると、素早く購入手続きが行えます。
- - 教育サービス: 学習コンテンツを「機械学習を教えて」とのリクエストで表示可能。
- - 不動産検索: 指定した予算と場所に基づいて地図表示を行います。
開発プロセスと費用
プロジェクトによって開発にかかる期間は異なりますが、当社では月額50万円からの料金体系を設けています。初回の相談や見積もりは無料で受け付けています。アプリのリリースはApps in ChatGPTの公開時期にも依存するため、今後の動向が注目されます。
今後の展望
代表取締役の鈴山佳宏は、「この機会に国内企業がChatGPT市場に進出することが重要だ」と述べており、技術コンサルティングや企業向けセミナーの展開も計画しています。2025年後半からアプリの公式審査や公開が始まる予定で、新しい収益化機能についても対応する予定です。
会社概要
株式会社RAYVENの本社は大阪府大阪市に位置し、2024年7月に設立されました。現在、MCP技術に基づくシステム開発やAIエージェント開発を行っており、特許も取得しています。
今後の展開に色々と期待が寄せられるRAYVENですが、アプリ開発のニーズが高まる中で、企業のニーズに応えるべくサービスを拡充していく方針です。