農業ロボット開発加速
2020-10-02 15:01:21
銀座農園がCTOに伊豆智幸氏を迎え、農業ロボット開発を加速
銀座農園が伊豆技術者を迎え農業ロボット開発を進める
銀座農園株式会社は、技術提携を通じて伊豆智幸氏を最高技術責任者(CTO)に迎え、一次産業における車両ロボット、具体的にはAGVおよびUGVの開発を強化することを発表しました。この動きは、「テクノロジーで農業の未来を豊かにする」というビジョンを実現するための重要な一歩と位置付けられています。
就任の背景
銀座農園は現在、開発中の農業ロボット「FARBOT」をはじめとする多くのプロジェクトに参画しています。最近ではNTT東日本グループと協力してローカル5Gロボットの開発や、四国電力とのスマート農業ロボットの共同研究を行っています。また、JAXAの月面農場プロジェクトにおけるロボット食糧生産システムや、国土交通省のスマートシティプロジェクトへの参画にも取り組んでいます。これにより、スマート農業の枠を超えた新たなロボット開発が進行しています。
国内外のエンジニアによる開発が進められる中、プロジェクトの増加に伴いエンジニア数を2倍以上にする計画が立てられています。その中で経験豊富なCTOを配置することが、必須事項とされました。伊豆氏の無人機制御における専門知識と経験を活用することで、これまで以上にスムーズで迅速な対応が可能になると期待されています。この提携により、銀座農園はより革新的な農業ロボットの開発を推進することを目指しています。
伊豆氏の展望
伊豆氏はアトラックラボにおいてAIや自律運転技術の基礎開発に取り組んできました。最近、これらの技術がより安価で実用的なレベルに達しており、農業分野における利用が急務とされています。彼は、銀座農園でこれらの技術を活用した新たな農業ソリューションを開発し、幅広い農業者に貢献したいと考えています。新技術の導入には従来の農業手法とは異なるアプローチが求められますので、農業従事者との密接な連携を強調しています。
代表取締役のコメント
当社代表は、伊豆氏との2年にわたる意見交換を通じて、技術的な協力や製品開発を進めてきた経緯を語りました。現在、スマート農業分野ではロボットニーズが急増しています。そのための技術力を持つ伊豆氏の存在は不可欠であり、彼の参画により一次産業のロボット開発が加速すると期待しています。
新CTOの略歴
伊豆智幸氏は、国産ドローンのパイオニアとして知られる株式会社エンルートを創業し、現在は株式会社アトラックラボの代表取締役を務めています。AI、無人機、ロボットアームの開発を柱にし、総合的なソリューションを提供しています。
伊豆氏のCTO就任は、銀座農園におけるイノベーションのさらなる加速を意味し、農業の未来に大きな影響を与えることが期待されます。今後の動きに注目です。
会社情報
- 会社名
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GINZAFARM株式会社
- 住所
- 東京都中央区銀座1-3-1
- 電話番号
-
03-6228-6565