野菜価格高騰が家庭の食卓に与える影響とは?最新調査結果を解説
近年、野菜の価格が高騰し、家庭の食卓に様々な影響を与えています。株式会社ぐるなびの「ぐるなびリサーチ部」が実施した調査では、ユーザーたちの野菜に対する意識や行動の変化が明らかになりました。今回はその結果を詳しく探ってみましょう。
調査結果の概要
この調査は、2025年2月4日から2月5日にかけて実施され、全国のぐるなび会員1,300名が対象となりました。
調査の結果、以下のようなポイントが浮かび上がりました。
1.
価格が上がっていると思う野菜
調査結果によると、野菜の中で特に価格が上昇していると感じているものは「キャベツ」「白菜」「レタス」の3品目で、その中でもキャベツが圧倒的な支持を受けています。
特に年代が上がるほど、これらの野菜に対する価格感が強くなる傾向が見られました。
2.
購入頻度の変化
野菜の価格が上がった場合、最も買う頻度を減らすのは「キャベツ」で、次に「レタス」「ブロッコリー」「白菜」と続きます。逆に、価格が上がっても購入頻度を減らさない野菜として挙げられるのは、「玉ねぎ」「ニンジン」「ジャガイモ」の根菜類が上位にランクインしました。
3.
消費者の行動変化
野菜の価格が上昇した際には「価格が上がっていない野菜や安い野菜を多く利用する」という行動が最も多く見られ、次いで「見切り品で値下げされているものを買う」という行動が報告されています。特に、20〜30代の女性の6割弱が見切り品を購入するという結果があがりました。
4.
卵の値上がりについて
調査に応じた人の8割が卵の値上がりを感じており、これは食卓における広範な影響を示しています。
高騰を乗り切るための工夫
この調査の実施時期は、ちょうどキャベツの価格がひと玉500円を超える時期であり、価格高騰が消費者の行動にどのような影響を与えるかが焦点となりました。
価格が上昇する中で、多くの人々は「価格が上がっていない野菜や安い野菜を多く利用する」方法を採り入れています。また、売れ残り品を見つけて得られるお得感も、消費者の心理に影響を与えています。
自由回答の中には、これまで捨てていた部分を活用する工夫や、根菜の葉っぱ、乾燥野菜の利用、さらには豆苗などの再生野菜を試してみるというアイデアも多く寄せられました。
これらの工夫は、価格高騰を乗り越えるための新しい方法として今後の家庭の食卓に活かされることでしょう。
まとめ
野菜の価格高騰は我々の食生活に大きな影響を与えていますが、消費者はその変化に適応しつつ、さまざまな工夫を凝らしていることがわかりました。今後も、こうした動向に注目し、より健康的で経済的な食生活を送るための情報を発信していきたいと思います。