福岡大学、農業の未来を切り拓く研究開発
2023年7月17日、福岡大学工学部電子情報工学科の助教・森慎太郎氏が研究代表者となったプロジェクトが、総務省の「持続可能な電波有効利用のための基盤技術研究開発事業(FORWARD)」に採択されました。この研究の課題名は「スマート農業のための遅延非許容ミリ波情報指向無線ネットワークシステムの研究開発」です。
プロジェクトの背景と目的
近年、センサー、ドローン、ロボットといったICT技術を活用したスマート農業が注目を集めています。しかし、広大な農地に設置された多数の機器からデータを安定的に伝送するための通信基盤が現実的な課題となっています。本研究開発では、こうした課題を解決するために、新たな無線センサネットワークプラットフォームの開発を目指します。
具体的には、様々なスマート農業アプリケーションの要求に応じた、安定した高速かつ大容量の通信システムを構築することが求められます。これにより、複数のフローにわたるリアルタイムデータの伝送を可能にし、農業現場における作業の効率化を図ります。
研究の構成と技術的アプローチ
本技術で注目すべきは、「情報指向ネットワーク技術」と「ミリ波無線通信技術」の導入です。これにより、農業分野内外での高いサービス品質を提供することが期待されています。また、実際の農業現場でのシステム構築・運用により、その有効性を検証し、他業界への展開可能性も評価します。
期待される成果
1.
高速・大容量無線ネットワークの実現: スマート農業に不可欠な通信インフラを整え、様々な機器の連携を可能にします。
2.
ドローンや農業ロボットの活用拡大: 新たな通信手段により、これらの技術をさらに普及させ、効率的な農業生産を実現します。
3.
農作業の省力化・自動化の推進: 作業の効率向上が期待できるため、労働力不足の解消にも寄与します。
4.
農業分野におけるDXの加速: デジタルトランスフォーメーションを進めることで、農業全体の発展を促します。
5.
持続可能で生産性の高い農業の実現への貢献: 環境に優しい持続可能な農業の推進に寄与します。
このプロジェクトにより、福岡大学はスマート農業の未来を支える重要な役割を果たすことが評価されています。今後の研究開発の進展が期待され、多くの農業従事者がその恩恵を受けることでしょう。
お問い合わせ
福岡大学工学部電子情報工学科 助教 森 慎太郎
電話: 092-871-6631(代)
Email: smori★fukuoka-u.ac.jp(メール送信の際は「★」を「@」に変えてください)