医療データ活用の新たな一歩、DATuM IDEAがウェブツールを進化
株式会社ジールは、TOPPANホールディングスが提供する医療情報分析サービス「DATuM IDEA」のウェブツールリニューアルプロジェクトを支援しました。このプロジェクトでは、プロトタイプの開発から製品性能の比較検証、最適な製品選定、ウェブツールの画面開発に至るまでの幅広いサポートを行っています。
背景と課題
TOPPANホールディングスは、日本を代表する総合印刷会社でありながら、デジタル領域でも革新を続けています。特に、2023年4月に開始した医療情報分析サービス「DATuM IDEA」は、製薬企業や医療機関に対し、匿名加工された電子カルテデータの提供を行い、医療ビッグデータを活用した新たな治療法の開発をサポートしています。
しかし、利用者からは新たな分析機能への要望が増加し、データ量の拡大に伴ってウェブツールのパフォーマンスに課題が生じるようになりました。
採用のポイント
TOPPANホールディングスはウェブツールの機能強化には基盤の再設計が不可欠と判断し、複数のデータマートとBIツールを比較検証することにしました。その結果、マルチベンダーに対応できるジールがプロジェクトのパートナーに選ばれました。
ジールは、多くの質問を通じてTOPPANホールディングスが抱える課題を理解し、具体的な解決策を提案しました。また、各データマートとBIツールの構築実績が評価され、最適なソリューションを選定する過程で、顧客からの信任を得ました。
導入効果と今後の展望
リニューアルされた「DATuM IDEA」のウェブツールは、2025年1月から正式に提供が開始されます。新機能としては、患者背景や病歴、投薬内容を自由に設定できる「抽出機能」や、治療実態を多角的に分析できる「統計分析」、治療効果を詳しく評価できる「アウトカム分析」などが搭載されています。これにより、製薬企業からは高い評価が寄せられており、さらなるニーズに応えようとする姿勢が伺えます。
ジールの信念
今後もジールは、データ活用における30年以上の経験を活かし、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援するパートナーとして、さらなる価値向上に貢献し続けることを目指しています。すべての人々がデータを自由に活用でき、その結果から恩恵を受ける社会の実現を目指すジールの取り組みは、これからの医療の進化にも寄与するでしょう。
会社概要
株式会社ジールは、2012年に設立され、東京都品川区に本社を置く企業です。デジタルトランスフォーメーションに関するコンサルティングやデータ基盤構築、AIを活用した支援など、多岐にわたるサービスを展開しています。
公式サイト:
株式会社ジール
最後に
サービス詳細についてはTOPPANホールディングスが提供する「DATuM IDEA」公式サイトをご覧ください。
DATuM IDEA公式サイト