相続業務を支援する新しいシステム『サズカルステップ』の登場
株式会社Samikaが、士業事務所向けに開発した相続手続きに特化した新システム『サズカルステップ』が11月18日に正式にリリースされます。このシステムは、顧客との効果的なコミュニケーションを実現し、業務の生産性を向上させることを目的としています。
開発の背景
日本社会における高齢化が進んでいる中、相続や生前対策に関する需要はますます高まっています。それに伴い、士業事務所への問い合わせや依頼も増加していますが、業界内の競争も激化しており、顧客との関係性の構築がますます重要になっています。特に、相続手続き完了後の二次相続対策や生前対策の提案機会が失われることが、事務所経営における大きな課題とされています。また、業務負荷の増大や顧客との接点の喪失といった問題も浮上しています。
こうした課題解決の必要があったため、Samikaは新たなシステムを開発するに至りました。
『サズカルステップ』の特長
『サズカルステップ』は、業界初となる相続分野特化型のLINE対応のメルマガおよびステップ配信システムです。このシステムは、顧客関係管理(CRM)システムと連携し、それぞれの顧客属性に応じた情報を自動的に提供します。以下に3つの主要な機能をご紹介します。
1. ステップ配信による受任率の向上
特定の顧客に対して、相続手続を受任する可能性の高い情報を、LINEを通じて自動で配信します。これにより、遺言書作成の相談や依頼を増やすことができます。
2. 定期的な情報提供
生前対策や財産管理に関する役立つ情報を定期的に発信します。これにより、顧客との再面談を促し、新しい依頼を獲得する機会を増やします。また、セミナーや相談会の告知も行える機能があります。
3. 業務進捗状況の自動返信
受任顧客からの進捗確認にかかる時間を削減するため、LINEのボタンをタップすることで進捗状況を自動的に返信します。これにより、業務により集中できる環境が整います。
β版トライアルの結果
このシステムは、司法書士や税理士を含む7つの士業事務所でβ版トライアルを実施し、そのフィードバックを元に改善を行いました。正式導入を果たした事務所からは、
- - 顧客からの反響が増えた
- - コンテンツ作成の負担が軽減された
- - 業務進捗確認の問い合わせが減少した
という声が寄せられています。
これからの展望
今後は機能の強化を続けるとともに、導入事務所の数を2026年までに300社に増やす目標を掲げ、業界の認知度向上を図るための広告投資も行っていきます。
株式会社Samikaは、「相続で家族、社会が強くなる」をミッションに、士業事務所の業務をDX化し、業績向上をサポートするシステムを提供しています。この取り組みにより、相続に関する業務の効率化と顧客満足度の向上が実現されることを期待しています。今後の展開にも注目です。
公式サイトはこちら:
サズカルステップ
会社情報
- - 会社名:株式会社 Samika
- - 本社所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5
- - ミッション・ビジョン:相続業務専門のシステム開発、提供、業務支援などを通じて士業事務所の業績向上に貢献します。