aiwell株式会社、大阪・関西万博に出展
東京科学大学認定ベンチャー、aiwell株式会社が2025年の大阪・関西万博において、デジタルオープンイノベーションキャンパス(DOIC)の一環としてその技術を披露します。これにより、AI技術を用いたタンパク質解析の新たな可能性が広がることが期待されています。
DOICメタバース空間とは
DOICメタバース空間は、東京科学大学の産学共創機構オープンイノベーション室が推進するプロジェクトで、大学や研究機関が持つ知識を広く社会に共有し、社会実装を加速することを目指しています。aiwellは、蔵前ベンチャー相談室との協力により、この革新的な取り組みに参加し、AIプロテオミクスの最新技術を発信します。
特徴的な出展情報
出展は2025年5月8日から7月13日まで行われ、メタバースの指定エリアにおいて、ブースはいつでも訪問可能です。各日8時(英語:米国向け)、15時(日本語)、20時(英語:欧州向け)の計3回、AIプロテオミクス技術に関連するブースツアーも行われます。特に特筆すべきは、6月6日(金)に開催される「Food, Agriculture & Environment」関連のブースツアーです。
参加方法
メタバース空間への参加は簡単です。下記の手順でアクセスできます。
1. 提供されたURLをクリックします。
2. マイクとスピーカーの設定を行い、「ルームに入る」ボタンを押します。
3. 画面右下にあるナビゲーションを利用して会場内を移動し、指定のブースにアクセスします。
aiwell株式会社の事業内容
aiwell株式会社は、人間や動物、植物のタンパク質を二次元電気泳動で画像化し、AIを活用して比較・検証するプロテオミクス技術を提供しています。この技術は、東京工業大学(現・東京科学大学)の林教授が開発した国際特許技術であり、病気や生態変化に関わる特定のバイオマーカーを迅速に発見することが可能です。このような先進的な技術は、健康管理や病気の早期発見、創薬の現場において幅広く活用されています。
さらに、aiwellは競走馬や家畜、農作物など、食品関連の市場でも大きなニーズを得ています。現在、新川崎と神戸にプロテオミクスイノベーションセンター(通称PIC)を開設し、様々な現場に技術を提供しています。
特許取得の実績
aiwellは以下の3件の特許を保有しています。
- - ピレンを基本骨格とした無洗浄タンパク質ゲル染色剤(特許第7113446号)
- - 情報処理システムおよびプログラム(特許第7215682号)
- - 情報処理システム、特定システムおよびプログラム(特開2024-000582、査定済)
会社情報
【会社概要】
- - 会社名: aiwell株式会社(英文名: aiwell Inc.)
- - 代表者: 馬渕 浩幸
- - 設立: 2018年1月23日
- - 所在地: 東京都千代田区二番町9番3号
- - 公式サイト: aiwell公式サイト
大阪・関西万博におけるaiwellの出展は、AIプロテオミクスによる新しい可能性を示す重要なステップとなるでしょう。技術の進歩に期待し、万博での成果を多くの人々と共有できることを楽しみにしています。