新たな選択肢、自在型自動倉庫のサブスクリプションプラン
物流業界において、効率化や自動化のニーズが急増する中、ラピュタロボティクス株式会社が新たに提供を開始した自動倉庫「ラピュタASRS」のサブスクリプションプランが話題となっています。特に、初期費用の負担を大幅に軽減することができる点が、多くの企業から注目されています。
自動倉庫の普及を促進
ラピュタロボティクスは、2023年8月から新規倉庫のみならず、既存の倉庫においても利用可能な自在型自動倉庫「ラピュタASRS」を販売を開始しました。この自動倉庫の特徴は、多様な条件の倉庫に柔軟に設置可能で、導入後に他拠点へも移設できる点です。このような特性から、高い需要が見込まれ、すでに販売開始から1年未満で5件の受注が決定しています。
サブスクリプションの導入によって、企業はDX(デジタルトランスフォーメーション)をさらに加速できる可能性があります。多くの企業が抱える初期コストの負担が軽減されることで、自在型自動倉庫がより身近な存在になる狙いがあります。
サブスクリプションプランの特徴
新たに開始されるサブスクリプションプランでは、利用料金が均一ではなく、お客様個々の倉庫環境や必要なスループットに応じてカスタム設計されます。サブスクリプションに含まれない初期費用として工事費やWMS(Warehouse Management System)などの改修費が必要ですが、従来の設備投資に比べて初期費用を大きく下げることができます。
サブスクリプションプランは、以下のような企業にとって特に利点があります:
- - 3PL事業者:荷主との契約が短期間で、長期的な設備投資が難しい場合
- - 新拠点でマテリアルハンドリング機器を導入したい事業者
- - 自動化を検討している企業:現場のオペレーション改善が既に進んでおり、さらなる自動化を模索している場合
ユーザーのニーズに応える
ラピュタロボティクスのCEO、モーハナラージャー・ガジャンは、この新プランの開始について次のようにコメントしています。「ロボットをより身近にするためには、単なるテクノロジーの提供だけでなく、イノベーション全体が必要です。自動倉庫の初期投資が高い中で、迅速な回収が可能になったことは、企業に多くの選択肢を提供するでしょう。」
このように、ラピュタASRSの導入に際しては、サブスクリプション形式を選ぶことで、企業は「所有」から「利用」へと意識を変えることが期待されています。
ラピュタロボティクスの将来展望
ラピュタロボティクスは、今後も人々の生活を豊かにするために、物流ロボットでの新製品やサービスの開発に力を入れていく方針です。自在型自動倉庫「ラピュタASRS」を中心に、顧客ニーズに応じた最適なソリューションの提供を目指し、さらなる成長を図っています。
詳細については、ラピュタロボティクスの公式サイトをご覧ください。
ラピュタロボティクス公式サイト