新たな生成AIモデル「Claude」が自治体AI zevoに登場
2025年5月23日、シフトプラス株式会社は新しい生成AIモデル「Claude 4 Sonnet」と「Claude 4 Opus」を自治体向けのAIシステム「自治体AI zevo」に追加することを発表しました。これにより、自治体は最新のAI技術を活用し、業務を効率化できるようになります。
シフトプラスと自治体の協力による成果
シフトプラスは、宮崎県都城市と協力して「自治体AI zevo」を開発し、さまざまなAIモデルをLGWAN環境で利用可能にしています。今回の発表で、これまでに25種類のAIモデルがそろうこととなり、その中にはClaude 4 SonnetとClaude 4 Opusも含まれます。
Claude 4 SonnetとOpusの特徴
Claude 4 SonnetとClaude 4 Opusは、それぞれ異なる特性を持っています。Sonnetは高いコーディング能力を持ちつつ、パフォーマンスと効率を実現するモデルです。一方、Opusは複雑な問題解決やコーディングに特化した最上位モデルとなります。どちらのモデルも、「即時応答モード」と「拡張思考モード」の2つの利用モードをサポートしており、自治体のさまざまなニーズに応えられるよう設計されています。
これにより、自治体は業務の現場において、これまで以上に迅速かつ的確な判断を下せるようになるでしょう。
無料での利用が可能
また、自治体AI zevoにおいては、これらのAIモデルを追加料金なしで利用できます。シフトプラスは、今後も利用可能な生成AIモデルを増やす予定であり、自治体のニーズに応じた柔軟な対応を目指しています。
限られた利用許可設定
ただし、AIモデルのデフォルト設定は「利用禁止」となっていますので、利用していただくには組織管理者による許可が必要です。これにより、適切な運用が行えるよう配慮されています。
付帯サービスLGTalkとeRex
さらに、シフトプラスは「自治体AI zevo」を利用する自治体に対して、セキュリティを重視したビジネスチャットツール「LGTalk」を職員数分のアカウントで提供します。このツールでは、チャット上から直接生成AIを利用でき、業務改善に寄与します。また、音声認識AI文字起こしツール「eRex」との連携も可能で、こちらも1ヶ月の無償トライアルが用意されています。
会社概要
シフトプラス株式会社は2006年に設立され、自治体向けのシステム開発やコンサルティングを手がけています。大阪市西区に本社を置き、全国的に営業所を展開しており、ふるさと納税管理システムなども展開しています。全国で500以上の自治体に導入されており、その寄附額の約50%を管理しています。
まとめ
「自治体AI zevo」の新たなAIモデルの追加は、自治体の業務に革新をもたらすものと期待されています。今後も数多くのモデルが提供されることを願い、シフトプラスの取り組みに注目が集まります。