地域住民が共創する新しい未来『北摂JAM』の誕生
2025年10月24日、大阪府北摂地域に新しいコミュニティ『北摂JAM』が誕生しました。このコミュニティは、地域住民が主体となり、未来をともに創ることを目指しています。本記事では、その背景やコンセプト、今後の展望について詳しくご紹介します。
背景:若者たちの挑戦
万博記念公園で知られる北摂地域は、豊かな自然と都市機能が共存する魅力的なエリアです。しかし、住民同士のつながりが希薄化し、地域活動への参加者が固定化するなどの課題も抱えています。そこで、広告代理店「アドキタ」代表の石谷太志さんと、高級チキンナゲット専門店「NUGGET NUGGET」代表の柳川睦幸さんが中心となり、同じ志を持つ若手事業者や住民を集結させて『北摂JAM』を設立しました。
このコミュニティは、地域の課題解決と住民の交流活性化を目的としており、参加する全ての人が「当事者」となれる場を提供することを目指しています。
コンセプト:3つの行動指針「JAM」
北摂JAMの名前は、「参加(Join)」「行動(Action)」「出会い(Meet-up)」の頭文字から名付けられました。それぞれの指針に基づき、住民一人ひとりが「やってみたい」という気持ちを具現化することを目指します。
1. 参加(Join)
参加を重視することで、誰もが主役になれる環境を整備します。「こんなことができれば面白いかも」というアイデアが歓迎され、誰でも気軽に関与できる雰囲気作りを大切にします。「手伝うよ!」という言葉を合言葉にし、互いを支え合い、常に新しい仲間が入りやすい場所を目指します。
2. 行動(Action)
完璧な計画を待つのではなく、「まずはやってみる」というスピード感が重要です。「どうすればできるか?」という視点を常に持ち、挑戦の結果としての失敗は貴重な経験として捉えます。結果を恐れず、先に進み続ける姿勢が求められます。
3. 出会い(Meet-up)
メンバー同士が地域のハブとなり、面白い人や店舗を紹介し合います。これまで接点の無かった世代や業種の人々が交わることで、新たなアイデアや連携が生まれることを期待しています。目的の無い雑談から生まれる発想も重視され、偶然の出会いが地域の価値創造に繋がるでしょう。
具体的な活動と今後の展望
先日行われた第1回実行メンバーミーティングでは、地域交流イベントの具体的な企画が進められました。このコミュニティは、地域住民を巻き込んだイベントを通じて、自発的なエネルギーを育む土壌を作りたいと考えています。イベントはすべての世代にとって新たな交流のきっかけとなり、最終的には「この街に住んでいて良かった」と感じられるような未来を目指します。
まとめ
『北摂JAM』は地域の魅力向上を図り、住民のつながりを再生するための新しい試みです。これからも多彩なイベントを企画していくとともに、地域課題に取り組むボランティア活動の本格化も期待される中、北摂地域の未来をともに創る参加者たちの挑戦から目が離せません。この試みが広がることで、地域全体が活性化し、さらなる成長を遂げることを願っています。