高校生が描く地域の未来とは
津山商工会議所青年部(以下、津山YEG)は、令和7年12月19日(金)に津山市内で高校生と市民ら約300名が参加する「高校生つやまの日事業プランコンテスト」を実施しました。このイベントは、「もし“つやまの日”があったら?」をテーマに、高校生たちが地域の魅力や課題に向き合いながら独自の発想で未来の津山を提案することを目的としています。
高校生たちの柔軟な発想
津山市内の3校から選ばれた8チームは、観光、伝統文化、地産地消、地域交流、デジタル発信など多様な観点から「つやまの日」に実施可能な事業やイベントを提案しました。その中でも、「ぐるっとマルシェ-かえってきんちゃいプロジェクト-」や「福祉を充実させるプロジェクト」、さらには「街中スタンプラリー」など、斬新かつ実現性の高いアイデアが飛び出しました。
審査の結果、最優秀賞には津山商業高校のチーム「4ever」が選ばれ、「“つやまの日”を通して、津山をもっと好きになる人を増やしたい。私たち高校生の提案が、地域の未来に繋がる一歩になれば嬉しいです」とコメントしました。
特別講演で世界の目を知る
また、特別講師には津山市出身であり、SNSのフォロワー数が600万人以上の動画クリエイター【研ぎ師RYOTA】氏を迎え、「世界から見た津山の魅力」について講演を行いました。RYOTA氏は、「津山には、世界に誇れる“人の温かさ”と“ものづくりの魂”がある。挑戦することで未来は拓かれる。」と語り、参加した高校生たちは興味深くメモを取りながら聞き入っていました。
講演の後には質疑応答の時間が設けられ、地域の魅力をどう発信するかについて活発な意見交換が行われました。また、当日は実演や公開収録も行われ、SNSでのコラボ動画が投稿され、驚異の1日で200万回以上の再生を記録するなど話題を呼びました。
主催者の熱い想い
主催者である津山商工会議所青年部の第35代会長鳥越直之さんは、「地域の未来を彩ることは、どれだけの想いと情熱を寄せることができるかということだと感じました。つやまの日が今のための今までであり、今からのための今である、そんな温かい日になるようこれからも根付かせていきたいと思っています」と語り、今後の可能性に期待を寄せました。
今後の展望
今回のコンテストで生まれた高校生たちの提案は、将来的な「つやまの日」の制定や事業化の参考として活用される予定です。地域住民、行政、企業、教育機関が一体となって若い世代の思いを形にし、津山の持続的な発展を目指すことが期待されています。本事業は、津山の魅力や底力を発信することに加え、次世代が地域に誇りを持ち、共に未来を築く第一歩となることでしょう。
開催概要
- - 名称:高校生「つやまの日」事業プランコンテスト
- - 主催:津山商工会議所青年部
- - 日程:令和7年12月19日(金)
- - 会場:学校法人美作学園岡山県美作高等学校(津山市山北500)
- - プログラム内容:
1. 趣旨説明
2. 高校生による事業プラン発表
3. 特別講演・実演
4. 審査・総評
5. 表彰式
後援
津山市、美作県民局、津山市教育委員会、㈱山陽新聞社、㈱津山朝日新聞社、㈱テレビ津山、津山商工会議所、日本商工会議所青年部
お問い合わせ
津山商工会議所青年部事務局
〒708-0022 岡山県津山市山下30-9
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担当:下山