新たな鮎ブランド「飛騨高山 美峰鮎」
岐阜県高山市で新たに立ち上がったブランド「飛騨高山 美峰鮎(びほうあゆ)」が、地域の新たな魅力として注目を集めています。この名のもとに集められた鮎は、飛騨山脈が水源の飛騨川最上流域で育てられ、特別な自然環境のもとで成長しています。
飛騨の自然が育んだ美味しい鮎
「飛騨高山 美峰鮎」は、豊かな自然と清らかな水に育まれた鮎です。特に飛騨川の最上流域では、澄んだ水が冷たく流れ、周囲の環境が鮎の体をしっかりとしたものに育てます。鮎はふっくらとした体高を魅力とし、焼き上げるとその姿は香ばしい香りを放ち、川藻由来の風味が広がります。この香りは、飛騨の清流ならではの味わいを感じさせるものです。
この美峰鮎は、実績として高知県で開催される「清流めぐり利き鮎会」で2度の準グランプリを受賞するなど、その味のクオリティは確かです。
地域全体を巻き込む取り組み
益田川上流漁業協同組合は、鮎だけでなく、アマゴやイワナなどの渓流魚の資源管理にも取り組み、地域全体で清らかな川づくりを進めています。これらの取り組みは、地域の環境保全と観光資源の発展を目指す重要なステップとなります。
「飛騨高山 美峰鮎」は、この地域の地理的特性を生かした観光資源の一環として、より多くの人々に体験してもらうことを目指しています。鮎漁だけでなく、フィッシングツーリズムの充実化も考えられており、川の魅力を様々な形でPRしていく計画です。
アユ漁の詳細情報
次に、アユ漁の具体的な情報をご紹介します。令和7年度のアユ漁は、6月20日から9月下旬まで実施される予定です。漁場は飛騨川の久々野及び朝日地区、無数河川および秋神川が含まれています。大人の参加費用は年券が16,000円、日券が3,000円となっています。詳細については、益田川上流漁業協同組合の公式ウェブサイトをご確認ください。
久々野地域と朝日地域の魅力
この地域は、美しい自然環境が魅力となっています。久々野地域は、高山市の南側に位置し、分水嶺の太平洋側に広がっています。この地域は飛騨川や無数河川沿いに集落が点在し、りんごや桃などの果樹栽培が盛んです。春には花が咲き誇り、別名「ひだ桃源郷」とも呼ばれています。
一方、朝日地域は高山市の東南に位置し、豊かな自然環境と親しみやすい町民が特徴です。春はハイキング、夏は川遊び、秋はきのこ狩り、冬は雪遊びと、四季折々楽しめるアクティビティが揃っています。
今後の展望
「飛騨高山 美峰鮎」というブランドをさらに育てていくためには、地域全体で協力し、清流の保全や観光誘致を進めることが重要です。地域の魅力をより多くの訪問者に伝えることで、飛騨高山の新たな魅力を発信し続けます。ぜひ、皆さんも「飛騨高山 美峰鮎」を味わい、育んできた美しい自然とともに、その魅力を感じてみてください。