中小企業の採用活動
2020-12-24 11:00:08

コロナ禍でも中小企業の採用活動は続行中、シニア活用の新戦略が浮上

コロナ禍でも求められる中小企業の採用活動



新型コロナウイルス感染症の影響が色濃く残る現代において、多くの企業がその運営に苦慮しています。しかし、その中でも特に中小企業は人材確保に向けて精力的な活動を続けています。最近実施された調査によると、コロナ禍でも予定通りに採用活動を行っている中小企業は64%であり、採用数を減少させたり増加させたりしている企業を含めると、実に80%以上が採用を継続しているという結果が示されました。

この調査は、『じもナビ』サイトに掲載される中小企業1,696社を対象に、Webアンケート及び郵送調査形式で実施されました。調査期間は2020年10月14日から10月31日までの約2週間で、347件の有効回答が得られました。興味深いことに、調査によると現在の人材の充足状況について、6割の企業が「不足」と回答しており、特に「やや不足」との回答が54.8%に上りました。

シニア層の力を借りる時代へ



このような背景の中、中小企業は労働力の減少や少子化の影響を受ける中で、経験豊かなシニア層の力を積極的に取り入れつつあります。特に注目されているのが、株式会社クオリティ・オブ・ライフが展開する『生涯プロフェッショナル/Engun』というサービスです。このサービスは50歳以上のセカンドキャリアを志向する大企業のOBやOGを対象に、企業の経営課題を解決するためのアドバイザーを紹介するものです。これにより、中小企業はシニア層の持つ豊富な知識や経験を活かし、新たな価値を創造していくことが可能になります。

2016年にスタートしたこの取り組みは、早くも4,800名以上の専門家が登録されており、企業の抱える多様な課題に取り組む力強い支援となっています。また、2019年12月にはサービス名を「Engun(エングン)」にリブランディングし、新たに『生涯プロフェッショナル』事業を強化しています。特に、シニア専門家が積極的に企業の経営課題を解決するための体制づくりが進められています。

経営課題の解決を目指すシニア活用



シニア層の活用により、企業が抱える経営課題の解決を目指しているため、これらの取り組みは今後ますます重要になるでしょう。労働力不足が叫ばれる中で、シニア層は長年の経験と専門知識を持ち合わせており、企業の成長を支える重要なタレントとして位置付けられています。

さらに、QOLは「企業と人材を結ぶ公共事業」にも多く関与しており、キャリア教育や就職支援といった幅広い事業を展開しています。これにより、企業は必要な人材を確保するだけではなく、社員の定着率を高め、その成長を促進することが可能となります。

このように、中小企業は新型コロナウイルスの影響下でも人材確保に向けた取り組みを継続し、シニア層の力を活用することで新しい可能性を模索しています。今後もこの動きがどのように広がっていくのか、引き続き注目が必要です。

会社情報

会社名
株式会社クオリティ・オブ・ライフ
住所
東京都千代田区神田多町2-2-22千代田ビル2F
電話番号
03-3526-6751

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